先週末、梅も見頃という事で、横浜本牧にある三渓園に散策に出かけました。横浜 三渓園は、とても気持ちの良い庭園です。毎年、季節に応じて2~3回は訪問しているのですが、できるだけ梅と桜の季節には行くようにしています。
横浜 三溪園はいわゆる実業家 原 三溪さんのお庭です。個人のお庭としては、あまりにも立派すぎるのですが、横浜で生糸貿易により財を成した原さんですので、このお庭もお見事。
横浜 三渓園は1906年(明治39)公開されました。梅や桜の庭園も見事ですが、鎌倉や京都から移してきた建物もいくつかあり、お庭をぐるりと一周しながら、優雅なひとときが過ごせます。
原 三溪さんさんは、横浜でも有名な実業家ですが、関東大震災後は横浜の復興にも力を注いでくださった方だそうです。横浜 三渓園は2007年に国の名勝に指定されました。
最近では、結婚式の前撮りにも使われるようで、花嫁衣装の花嫁さんと花婿さんが2カップル写真撮影していました。
よって、横浜市民にとっては三渓園といったら、一番愛される有名な歴史的庭園です。
●開園時間:9時~17時(入園は閉園の30分前まで)
●休園日:12月29日、30日、31日
●入園料金:
大人(高校生以上) 700円
こども(小学生・中学生) 200円
横浜市内在住65歳以上(濱ともカードを提示) 200円
この日は、ミラーレス一眼を持っていかなかったので、iPhoneのカメラで撮ったものです。

この時期、三渓園では梅が見頃です。梅園がありますので、様々な種類の梅の花が観られます。

これは有名な臥龍梅です。複数の梅の木が並んでいるのですが、幹が龍のように伸びていて、とても迫力のある梅林です。
龍のごとく伸びた太い幹は、すでに自然の状態ではいられないので、添え木がされています。丁寧に木のお医者さんが手入れしてくださっているのですね。毎年、美しい梅の花を咲かせます。

臥龍梅の近くには、無料でお茶がいただける休憩所があります。まだ寒い季節なので、温かいお茶でもてなしてくださり、ありがたいことです。
梅園の前には大池があります。大池を眺めながらお昼を食べたり、のんびりしたり。お天気の良い午後などは、とても気持ちがいいものです。
三渓園内にも、軽く食事のできるところがありますが、お弁当をもっていったり、外で買ってきたものを持ち込むのも良いです。ベンチも多く、座って食べられる所が多いので便利です。
この日は、大池の中に鳥がいました。なんの鳥がわからないのですが、とても絵になります。


そして、大池のほとりの芝の上には三渓園に住み着いている猫ちゃんが数匹。ぽっかぽかのひだまりでお昼寝中でした。
猫ちゃんが眠っている場所は花壇の中ですので、柵で区切られています。花壇の中には人が入ってはいけないので、猫ちゃんも人に邪魔されない事しっているのですよね。のんびりお昼寝してました。

こちらは、マンホールの上で眠る猫。土ではなくマンホールの上なのは、なんか意味があるのかな?道の真中なんですけど、我関せずで眠ってます。近くに行っても起きない。

大池から、少し歩いた所に臨春閣があります。これは重要文化財に指定されている歴史的建物。1649年(慶安2年)に建築された建物です。
桃山時代に豊臣秀吉が建てたものと伝えられていましたが、現在では紀州徳川家の別荘ではないかと考えられているそうです。
とても趣のある建物で、少し陽がかげると、池の水面の反射の影が、障子にユラユラと写り、とても綺麗でした。


三渓園は、横浜駅・桜木町駅・元町・中華街駅などからバスになるので、若干アクセスは良くないですが、車の方は駐車場も多く用意されているので、車で行く場合は非常に停めやすいです。
また、四季折々の花が眺められますので、季節を変えて何度も訪れてもいいですね。横浜市民としては、とてもおすすめなので、ぜひお越し下さい。