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【保護猫たちとの暮らし】3階から転落したショックで粗相をするようになった子猫の粗相が治るまで

保護猫 トイレ粗相

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3階テラスから転落!

本当に、青天の霹靂とでもいいましょうか。
ショックで唖然としてしまいました。

3階テラスで洗濯物を干していた時のこと、10ヶ月になる保護猫レオが、物干し用のスタンドを踏み台にして、少し離れたテラスのへりにジャンプ。その後、下まで落下してしまいました。

テラスの塀は、猫がジャンプして乗り移れない高さになってはいたものの、万が一があるので、目を離さないように見ていたのに、ほんの数秒、目を離したすきに落っこちてしまったのです。

好奇心の旺盛な10ヶ月の子猫なので、ついにやってしまったか….と愕然。

真っ青になりながら、1階に駆け下り、仁王立ちして呆然としてるレオをかかえ動物病院へ直行しました。

運動神経の良いレオだったので、運良く、上手に着地した様子でした。
レントゲンをとり、獣医師に触診してもらいましたが外傷もなく無傷!
着地の時に、前足の肉球と鼻の下を少し擦りむいていたので、念の為、抗生物質をだしてもらいました。

3階から転落した事については、後日、ブログにまとめるとして、今回は、その後発生したレオのトイレの粗相問題についてブログにまとめたいと思います。

保護猫レオがトイレの粗相をするようになり、原因と対策をしるために、かなりインターネットで情報を検索しました。しかし、どのブログ記事をみても同じような内容ばかりで、具体的に改善策が書かれた記事を見つけることができませんでした。

ですので、同じ問題を抱える方の参考になればと、一連の経過をまとめてみたいと思います。

保護猫レオ

転落から2日後、クッションの上に粗相する

保護猫レオは、赤ちゃん(3ヶ月)の頃に我が家にやってきましたが、以来、一度もトイレを失敗したことはありませんでした。後からやってきた2匹目の保護猫ココは、数回ほど、羽根布団に粗相したことがありますが、レオは決してトイレを間違うことのない子猫でした。

そんな保護猫レオが、転落より2日後の夜中、クッションの上に粗相したようです。(おしっこではなくうんちの方)朝起きると、いつもいるリビングのクッションとこたつ布団が重なる部分に、少し柔らかめのうんちを粗相しています。それはそれで呆然としました…..

『なんで?なんで?』と

ショックを隠せないまま、粛々とクッションを処分し、コタツ掛ふとんを洗濯することに。この時は、数日前に転落ばかりで、精神的にショックで、粗相してしまったのだろう。しばらくすれば治るだろうと楽観視していました。

その後、数日は、粗相することなく経過。

『やっぱり、一時的なものだったのかな?』とホッとしていたのですが、事態は悪化。そこからが保護猫レオとの、トイレ問題との闘いがはじまりました。

たびたび粗相するレオ、対策の糸口がみいだせず

はじめて粗相した日から、しばらくは注意してトイレの様子をみることにしました。

毎回、失敗するわけではなく、何回かに1回のペースで失敗する保護猫レオ。しばらく粗相しなくなると、『粗相も治ったかな?』と思うのですが、やはり週に一度くらいのペースで粗相をしてしまいます。(それも、うんちだけ)おしっこは失敗しないので、少しは楽なのですが、それでもウンチの粗相も大変です。

特に、ウンチの粗相をしたあとは、少しでも匂いが残っていると、そこに再びしてしまいます。汚れたものが捨てられるものなら廃棄して、ちょっとでも汚れた部分は丁寧に清掃をしなければなりません。熱湯などで消毒するのが良いようなのですが、ユニット畳などは熱湯をかけるわけにもいかず。ちょっとしか汚れていなくても、諦めるしかありませんでした。(キレイなユニット畳は、少し汚れた部分を掃除して妹にあげました)

とにかく、その後の匂いを消す作業が大変。
人間には感じない匂いでも、猫には感じてしまいます。なので、できるだけ丁寧に消臭しなければなりません。これが本当に大変でした。

また、なんとか、粗相するパターンを見つけようと思いますが、今ひとつ掴めません。

ただ、決まって粗相する場所は2箇所だけ。1階のダイニングのツルツルした床の上と、2階のリビングのコタツ付近。そして、だれも人がいない時にしてしまうようです。どちらの場所も、トイレの場所とは全く関係ない、むしろ遠い所で失敗してしまいます。

ウンチの粗相が9回目になったときに、さすがに心配になってきました。

動物病院での受診するも異常なし

最初のうちは、『そのうち治るだろう』と楽観視していた保護猫レオのウンチの粗相。

さすがに、粗相をしはじめて1ヶ月くらいになると、このまま治らないかもしれない….と不安になってきて、一度、動物病院を受診してみることにしました。ひとまず、相談がてら、かかりつけの獣医の先生に状況を説明して、アドバイスをもらうことに。

診察してもらいましたが、やはり転落後の外傷によるもの等は考えにくいとのことで、念の為、内蔵の機能のチェックのために採血をすることに。数日後、採血結果を確認しましたが内臓の機能も異常なく、やはり機能的な問題ではなさそうです。

そうなると、トイレ自体に問題があるのではないかと、先生のアドバイスをもらいました。

また、粗相をする場所やタイミングにも規則性がなさそうにみえて、規則性が有るのではないかと先生に指摘されました。一度、トイレを見直してみたらどうかとアドバイスをいただきました。

そこで、トイレの数、トイレの砂、トイレの場所などなど、猫のトイレの注意点はもろもろありますので、これらを改めてすべて見直すことから始めることにしました。

トイレの数を見直す

まず、トイレの数です。

通常、猫を飼育する場合は、猫の数+1個のトイレが必要です。

1匹だったら、トイレは2個。
2匹だったら、トイレは3個です。

我が家には、保護猫が2匹いるのですが、トイレは2個しかなかったので、ここで1個増やすことにしました。

トイレの大きさを見直す

保護猫たちのトイレは、システムトイレを使っています。(ユニ・チャームのデオトイレ)掃除がしやすく、おしっこを吸収するシートは数日に一度交換すればいいので、通常の砂のトイレよりも圧倒的に処理がしやすいのです。

デオトイレ ハーフカバー

高さ200×幅547×奥行430(mm)

保護猫たちが子猫のときから、レギュラーサイズを使っていたのですが、体も大きくなったので、レギュラーサーズはそのままに使い、1個だけ大きめのトイレを用意することにしました。

猫の体格にあわない小さなトイレは、猫が嫌う可能性があるからです。猫はトイレの中で体を回転しながらおしっこをする位置をきめます。その時に、上手に回転できないとストレスになるのだとか。また、しっぽが当たったりするのもストレスにつながります。

そこで、レギュライーサイズよりも2倍くらい大きい、ワイドサイズのデオトイレ(快適ワイド)を設置しました。

デオトイレ 快適ワイド

高さ350×幅700×奥行470(mm)

トイレの砂を見直す

次に、トイレの砂の見直しです。

小さめの砂が好きだったり、システムトイレの砂が嫌いだったりする猫がいるそうです。子猫の時から使っているシステムトイレの砂なので、急に嫌いになることは無いと思いましたが、念の為、色んな砂に変えてみました。

システムトイレでも、小さめのタイプの砂をトイレにしいてみたり、トイレに流せるおからの砂にしてみたり、シリカゲルタイプにしてみたり….

しかし、一通り変更してみましたが、どれも気に入らず別の砂ではトイレを使ってくれません。結局、砂のせいではないと判断し、砂の変更はしませんでした。

あくびしている保護猫レオ

トイレの場所を見直す

そして、改善する可能性が、一番高いと思われるのがトイレの場所の見直しでした。

これまでは、換気を考えて、お風呂場の脱衣所と、階段の踊り場に設置していましたが、人の出入りが気になったり、洗濯機の音や入浴時の音が気になるかもしれないと思い、その場所からリビング脇の廊下の少し奥まった場所へと移動しました。

ここだと、あまり人の出入りも少なく、比較的静かな場所でした。

換気も悪くないので、しばらくはここに2個のトイレを設置することにしました。(ワイドサイズとレギュラーサイズ)この場所の変更に改善の糸口を見出したいと思っていました。

トイレのタイミングを把握する

あとは、トイレのタイミングをちゃんと把握することにしました。

ウンチをした時間をカレンダーに記録し、何時間間隔でウンチをしているかを把握します。次のウンチの時間帯が近づく頃は、できるだけ見てるようにして、ソワソワしている時はトイレの近くにいられるようにしておきました。

特に、1階に降りる階段前のペッドガード(フェンス)をしめて、1階には降りれないようにし、場合によってはリビングのドアを閉めて、しばらくはトイレの付近にしかいられないようにしてみました。(また、一応、1階で決まって粗相してしまう場所には、猫の嫌う匂いのファブリーズの消臭剤をおいてみた)

階段前のペットガード

記録したことにより、保護猫レオは12時間〜24時間間隔でウンチをすることがわかったので、次のタイミングを予測することができました。とにかく、粗相してしまわないよう、トイレの付近にいるようにしておくことを繰り返し繰り返しやってみました。

トイレが上手にできた後はご褒美

また、粗相しても叱ることは厳禁です。

猫は反省しない生き物なので、粗相をした事に叱っても意味はありません。むしろ、トイレすること自体を叱られたと誤解してしまうリスクもありますので、叱ることは厳禁です。人を怖がるようになってしまいますので注意が必要です。

むしろ、上手にできた時にご褒美をあげたりして、褒めてあげるアプローチの方が効果的です。

なので、上手にトイレができた時は、十分褒めてあげて大好きなおやつをあげるようにしました。また、トイレでちゃんとウンチができたら、すぐ1階につながる階段のペットガードの柵をあげるなどして、明らかにトイレでウンチをしたことが良いことであるように接していきました。

粗相の原因は複雑

こうして、上記の工夫を繰り返すことで、レオはいつの間にか粗相をしなくなりました。粗相が始まってから、ちょうど1ヶ月を経過した頃でした。

丸1ヶ月経過すれば問題ないと思います。

今は、少し気にする程度で、隔離したりする必要はなくなりました。ただ、油断してぶりかえしてしまうといけないので、多少は気にするようにしています。

あともう一つ思い出した事があります。

考えてみれば、トイレの粗相をする前、レオは『トイレハイ』の行動をしていました。

トイレハイとは

『トイレハイ』とは、猫がトイレの前後に猛ダッシュしたり、狂ったように砂をかける行動です。トイレハイになるのはウンチの時だけで、野生の猫は生活空間から遠いところで排泄する習性があるため、トイレの痕跡が天敵やライバルにみつからないようにする必要があります。そのため、ウンチをした後は、猛ダッシュでその場を立ち去らなければなりません。また、野生ではトイレをするということは無防備な状態をさらすということです。そのため、要を足したあとはホッとしてダッシュするという説もあります。これらの習性が残ったものがトイレハイだと言われています。

そういえば、粗相をするようになる前には、トイレハイがひどかったのと、砂もかけずにダッシュしていました。

もしかしたら、ちょっと前から、トイレの場所や大きさが気に入らなかったのかもしれません。たまたま、転落のタイミングでそれが表面化されたのかもしれません。

粗相が改善された後は、ちゃんと砂もかけるようになり、猛ダッシュでトイレから出てくる『トイレハイ』もなくなりました。不思議ですね。

結局、ウンチだけ粗相をする原因は、明確にこれだという答えはありませんでしたが、トイレの大きさを変えたり、場所をかえたことが一番の理由だったかもしれません。

猫の粗相は一時的なものかもしれません。しかし、それが習慣になってしまう場合もあるそうですので、できるだけ早めに対応してあげると良いと思います。

言葉で説明してくれない猫ちゃんなので、愛猫の様子をよく観察して、色んな工夫をしてみると良いと思います。困っている方の参考になれば良いなと思います。

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