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【旅コラム】県立金沢文庫の運慶展と称名寺 

ついこの間、『年越しそしてお正月だぁ』、と思っていたら、あっという間に2月も終わり、季節はすっかり春ですよね。寒い、寒い、大雪だ!と思っていたら、いつの間にか梅が開花。あれやこれや、という間に、桜も咲きそうです。

こうやって、また1年があっという間に、過ぎていくんでしょうね….

しかし、しかし、ぽかぽか陽気の休日は、家でジッとしていられません。
先週末は、梅も見頃ということもあり、春の予感を感じながらお出かけしてきました。

県立金沢文庫の運慶展

そこで、先週末は横浜市金沢区にある県立金沢文庫の『運慶展』に行ってきました。県立金沢文庫は、鎌倉時代に北条実時が造った武家の文庫です。いわば図書館ですよね。

金沢北条氏は鎌倉幕府が滅亡したのと同時に滅亡してしまいましたが、金沢文庫の隣にある菩提寺の称名寺が管理していたのだそうです。現在の金沢文庫は中世の歴史博物館として存在しています。

金沢文庫というと、すっかり地名としての馴染みが強く、実際の県立金沢文庫はどこにあるのかなんて、意外に知られていないのではないのかな?と思います。横浜在住の私でさえ、初めて来たのですから。笑

実は、金沢文庫というお土地柄は、個人的には馴染みの深いエリアです。昔、近くに住んでいて、金沢文庫駅もよく使っていました。横浜市でも南部にあるエリアなのですが、私にとっては、とても懐かしい場所なのです。住んでいた頃は、県立金沢文庫の存在も知らず、全くもって申し訳ない限りです。

さて、前置きが長くなりましたが、本題の運慶展と称名寺についてご紹介したいと思います。

運慶展は、1月13日(土)~3月11日(日)の期間、県立金沢文庫で開催されている特別展です。常設展に加え、この期間は運慶含め慶派の作品と思われる仏像の特別展を開催しています。

運慶は日本を代表する有名な仏師。この県立金沢文庫の特別展は、運慶と鎌倉幕府との関係などに注目した、関連作品を展示しています。昨年秋にも、東京国立博物館で「運慶展」が開催されました。それに続いての運慶展ですので、とても注目されています。

私も、昨年の東京国立博物館の運慶展も行きました。すごい迫力で、この県立金沢文庫の運慶展も、とても行くのが楽しみでした。

驚くべきシニア層のパワー

前述したとおり、横浜市民でありながら、(しかも、かつて近くに住んでいたにもかかわらず)県立金沢文庫は初めて訪れました。完全に、住宅街の中にあるんですよね。驚きました。

狭い路地つたいに歩いて、“本当にここにあるの?”と疑いたくなるような住宅街の真ん中にあります。しかも、駐車場がないので、車で行くのは難しいです。近くまでタクシーを使って来られる方もいらっしゃいましたが、狭い路地の中にあるので、Uターンも厳しそうでした。

私は、大通り沿いに車を停めて、歩いて県立金沢文庫へ。

Googleマップをみながら、最短ルートで歩いたので8分くらいで着きました。
しかし、この県立金沢文庫まで向かう道々、すごいんですよ。

もう、シニア層の奥様方、おじさま方の人の波が!住宅街にご年配の方々の人の波が途切れず、ものすごい賑わいでした。運慶パワーですね。

実際の運慶展は、写真撮影禁止なので、入り口の写真だけ撮影してきました。仏像は、とても良かったですよ。今週で終わりなので、もしご興味ある方は、ぜひ起こしください。

運慶展の後は、隣接する称名寺へ

そして、運慶展の後は、県立金沢文庫に隣接する称名寺へ。称名寺は、金沢北条氏一門の菩提寺です。ちょうど、県立金沢文庫の裏手に隣接しています。鎌倉幕府の要人・北条実時が六浦荘金沢の屋敷内に建てた持仏堂から発展が起源とされています。

県立金沢文庫から、トンネルを抜けると、称名寺が見えてきます。広い芝生の広場の奥にご本堂が見えますが、ご本堂の前には広い池があって、見事です。まさに浄土庭園です。

気持ちいい!

池の上には朱色の橋がかかっていて、そこから本堂を見た風景です。清々しい風景です。

金沢文庫にある称名寺は、13世紀頃に創建されたとされ、ご本尊は弥勒菩薩(国指定重要文化財)です。北条実時が建てたとされ、審海上人が開山したと言われています。

これは仁王門。通りから仁王門までの参道は、桜並木になっていました。桜の季節は綺麗でしょうね。仁王門の両側には、鎌倉時代に造られた仁王像がいらっしゃいました。

お天気の良い日は、本当にここは気持ちいいお寺さんです。桜の季節もおすすめです。今回いただいたご朱印です。

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