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【旅コラム】里山テーマパーク たくみの里で手作り体験 〜群馬県みなかみ町〜

たくみの里とは

群馬県みなかみ町は、群馬県の最北端にある町。苗場スキー場のある新潟県湯沢町に隣接しており、すぐ隣が新潟県です。

みなかみ町は谷川岳など山々に囲まれた原風景が美しい里山。さらには、秘湯で有名な法師温泉や猿ヶ京温泉など6つの温泉に隣接しており、現在は、温泉とセットで観光に訪れる人々が多いエリアです。

群馬県みなかみ町は、壮大な山々の風景とおいしい水と温泉、農業と観光の中山間地域という訳です。

そんな美しい里山の中に『たくみの里』があります。

たくみの里は、里山テーマパークとして観光の拠点となる商業エリアになっています。先日、たくみの里を訪れたのでブログにまとめてみたいと思います。


たくみの里は標高は500~600m、330ヘクタールの、須川・笠原・谷地・東峰の4集落からなる須川平にあります。

たくみの里は、かつては養蚕を中心にした純農村でした。もちろん今もなお、稲作などを中心とした農業が盛んな里山であり、その中に、宿場通りが残ります。宿場通りには昔の面影を残す民家が立ち並び、いくつかの民家では昔ながらの手法で木工、竹細工、和紙などの手作り体験ができる『たくみの家』があります。

まずは、たくみの里の入り口となる『道の駅 たくみの里』に到着。広い駐車場がありますので、そこに車を停めて歩いて周ります。たくみの里自体は、とても広いエリアになるので、1日で広く周る場合はレンタルサイクルを借りたほうが良さそうです。もちろん、車でも移動できますので徒歩と車とレンタルサイクルをあわせて周ると、より多く周る事ができると思います。

こちらは、たくみの里入口となる道の駅です。

こちらが、たくみの里の全体像です。MAPはPDFにて、下記よりダウンロードできます。


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懐かしい民家が立ち並ぶ宿場通り

まずは、歩いて『地域の生活分化体験ゾーン』である宿場通りへ。

宿場通りは全長550メートル。歩くと片道で約7分程度です。ここは、旧三国街道の宿場町の街並みが残るこエリアです。

広い宿場通りの両脇には、歴史を感じる古民家が立ち並びます。この宿場通りには、須川堰があり清らかな水が流れています。この小川は住民の生活に密着しており、時折、この小川で洗い物などをする住民の姿が見られます。



この宿場通りエリアには、いくつかのたくみの家が点在します。たくみの家とは、昔ながらの手づくりの技を体験できる建物で、好きなたくみの家に立ち寄りながら観光して周ります。また、軽く食べられるカフェなどもありますので、のんびりゆったりと周るのがおすすめです。


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草木屋 染の家

まずは、宿場通りにある『草木屋 染の家』で草木染の体験を行う事に。『草木屋 染の家』では、植物からできた染料で草木染をしているお店です。


『草木屋 染の家』では、藍染体験や草木染の体験ができます。今回は、オリジナルの木版画でトートバッグに模様を染めていく体験をしてみました。植物が原料の染料ですので、手についても水洗いで落ちますので子供にも安全です。比較的小さな子供でも簡単に体験できますのでお子様連れでもおすすめの体験コーナーです。

トートバッグへの草木染は、まずは好きな木版画の方を選びます。かなり多くの型があるので迷うくらいです。好きな型を選び、無地のトートバッグに染めていきます。

型の上から、毛先の硬い刷毛でパタパタと押し付けながら染めていきます。

複数の型を組み合わせて、トートバッグ全体をお好みのデザインに染めていきます。意外に簡単ですが、色の使い方などセンスが試されます。やり方は、お店の方が丁寧に教えてくれますのでお子様でも簡単にできます。

こんな風にできあがりました。大人はもちろん、子供でも綺麗にしあがりますのでおすすめです。

体験料
草木染体験料1,500円
藍染体験料ハンカチ 1,200円
手ぬぐい 1,500円
ストール 3,000円~

その他にも宿場通りには、くるみ細工の家、和紙の家、革細工の家、急須の家、マッチ絵の家などがありますので、お好みで体験してみてください。

和紙の家
くるみ細工の家

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七宝焼の家でアクセサリー作り

次は『庄屋通り』へと移動。宿場通りに垂直に伸びている庄屋通りにも、様々な体験できるお店が並んでいます。

今回は、七宝焼の家に入ってみました。

七宝焼きとは、銅や銀などの金属にガラス質の釉薬(七宝用の絵具)を塗って焼き付けて装飾する工芸品のことです。紬薬の色の乗せ具合や微妙な温度差で色んな色や模様にできあがります。

こちらのお店では自分の好きな金属を選び、そこに自由に色付けして模様を作りオリジナルのアクセサリーを作ることができます。

模様や色を焼き付けるのはガラス質の釉薬(七宝用の絵具)ですので、竹串のようなもので少しずつすくいながら金属につけていきます。

細かい作業ですが、簡単なので子供でも可能です。

その上にビーズ玉などで装飾。焼き上がった時に下に塗った釉薬との混ざり具合で、色んな色になりますので焼き上がるまでは仕上がりは分かりません。焼き上がりが楽しみ。

装飾した後は、専用のオーブンでお店の人が焼いてくださります。焼き上がりにかかる時間はほんの数分間。あっという間に焼き上がるので、その場で完成品を持ち帰ることができるのもいいですね。

ペンダントであれば、最後にお店の人に首につける紐をつけてもらって完成です。

体験料
体験料1,200円〜5,000円

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おめんの家で手作りおめん体験

七宝焼の家で手作りアクセサリー体験した後は、そのまま庄屋通りを歩いて『おめんの家』まで移動。

おめんの家は同じ通り沿いにあるのですが、かなり遠いので、しばし里山の風景を見ながら散歩気分で散策しました。

モンシロチョウが飛び交う田園風景を楽しみながら、数十分歩きます。スタート地点からはかなり遠いので車かレンタルサイクルを使うほうがおすすめです。今回は、ひたすら田舎道を歩く歩く…..

『おめんの家』に到着。

おめんとは、昔は魔除けや神楽の道具として使われてきました。おめんの家では、おかめ、ひょっとこ、天狗、狐など伝統的なお面から、現代のキャラクターもののお面まで、様々な型があり、そこに色付けをしていく体験ができます。

壁には一面のおめんのサンプルが並びます。

座敷にあがって、好きなお面の型を選び、テーブルで色付けをしていきます。

それぞれのテーブルには、様々なカラーの絵の具と筆が用意されていて、好きな筆で塗っていきます。小さな子供でも簡単に色付けできますので、とても楽しい体験です。

最後は、それぞれのテーブルに用意されているヘアードライヤーで乾かしたあと、お店の人にニスを塗ってもらい、仕上げをしてもらいます。

すぐ乾きますので、そのまま持ち替えることが可能です。

色んなお面の型があり、そこにどんなデザインで色付けするかは自由。自分だけのオリジナルのおめんの完成です。


今回は、体験できるお店は3つほどでしたが、まだまだ沢山ありますので、数回に分けてコンプリートするのもいいと思いました。

また、里山の風景を愉しみながら、ゆったり、のんびり過ごすのもよし。色んな楽しみ方のできる里山テーマパークです。ぜひ、みなさんも行ってみて下さい。

たくみの里総合案内所 豊楽館
〒379-1418 群馬県利根郡みなかみ町須川847
TEL.0278-64-2210
FAX.0278-64-2220
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