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【旅コラム】亀岡八幡宮と菜の花で有名な小宅古墳群


亀岡八幡宮

栃木県の益子町にある亀岡八幡宮はひっそりとした中にも趣のある神社。知る人ぞ知る素朴な神社です。境内には沢山の亀が迎えてくれます。亀岡八幡宮の一の鳥居の前には駐車場がありますので、ここから立ち並ぶ杉並木の参道をまっすぐ拝殿まで歩いていきます。

まっすぐ伸びた参道には灯籠が並んでおり、夜は灯りが点灯し幻想的な雰囲気になるそうです。この杉並木は、とても綺麗です。

この神社の御由緒は、1058年〜65年に、源義家が欧州に向かう途中で戦勝を祈願して神殿を造営、『亀岡八幡宮』と称した事に始まります。その後、源頼朝が欧州合戦の際に武運を祈り芦沼から現在地に社殿を遷しました。

さらには、徳川家康・家光公より神領・領地が寄進され、現在の本殿は1881年に造営されたものです。

杉並木の静かな参道は、とても静かです。鳥のさえずりだけが参道内に響き渡ります。ほどよく歩くと、参道の中央に鎮座する『なで亀』が見えてきます。

この『なで亀』は、体の悪い部分をなでると良くなると言われていますので、しっかりナデナデ。ここは、パワースポットだと有名なのだそう。亀岡八幡宮では、ここの亀が一番最初に出会う亀です。かならず訪れましょう。

『なで亀』を背に階段を登ると社殿が見えてきます。


三の鳥居が見えてきました。ここにも駐車場がありますが、杉並木と『なで亀』をおがむためにも、一の鳥居の前の駐車場に停めて参道を歩いたほうが良いでしょう。ここには手水舎があります。

ここからは、至る所に亀が見られます。亀、亀、亀…..という感じ。

こちらが拝殿。この日は参拝者もいなかったので、とても静かでした。『亀岡八幡宮』という名前もあって、亀の数が多いです。


小宅古墳群

亀岡八幡宮には、もう一つ見どころがあります。それは亀岡八幡宮の境内にある、小宅の栃木県指定文化財の「小宅古墳群」です。小宅古墳群は、春には菜の花畑の黄色い絨毯なるそう。桜の木と菜の花のコラボレーションが美しいそうです。この日は、まだ菜の花のシーズンの前でしたので菜の花は見られませんでしたが、次は菜の花の季節に来てみたいなと思います。

小宅古墳群には、亀岡八幡宮の境内から伸びている小路から入ります。拝殿に向かって左側にある、ここが入り口。

小宅古墳群は6~7世紀に造られたと思われる前方後円墳6基、円墳29基で構成された古墳群です。このうち、前方後円墳5基と円墳13基の合計18基が県指定史跡となっています。

栃木県の益子町には約200基の古墳があるそうです。栃木県内でも有数の古墳密集地がこの益子町。

小宅古墳群内には沢山の桜の木が植えられていました。菜の花畑になりますので、古墳の近くまでは入らないようになっていますが、広大な敷地がとても気持ち良いです。

これが、小宅古墳群内で一番大きい古墳の12号古墳です。約42mあります。

6~7世紀ごろの古墳は小豪族も古墳を築造できるようになり複数の遺体をまとめて埋葬する合葬や埋葬後に別の遺体を追加で埋葬する追葬が多くなった時期なのだそうです。そのため、豪族ごとに1基の前方後円墳と数基の円墳で構成された古墳群を形成するようになりました。小宅古墳群は、前方後円墳が6基と多く珍しい古墳群だとされています。

若い木ではありますが桜の木もたくさんありました。

小宅古墳群では昭和60年に20号墳の発掘が行われ、その他の古墳は測量調査のみにとどまったため、埋葬者の情報などの情報が少なく解明されていない事がおおいそうです。なかなか興味深い古墳群ですね。

是非、桜と菜の花畑の季節に起こし下さい。

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