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【旅コラム】小國神社 水面の紅葉(静岡県)

先日、静岡県の遠江国一宮小國神社にお参りに行ってきました。

この時期は、神社の脇を流れる清流宮川ほとりの木々が紅葉で赤く色づき、誠に美しい神社です。

遠江国一宮小國神社は、静岡県の西部である遠州地方にあります。一車線の山道をうねうねと登ると、静かな空間に神社が鎮座しています。山間の道には、所々に『混雑時は、ここから60分』という立て看板が立てかけられていました。

初詣でも有名だそうですが、やはり紅葉が美しいという噂の神社なので、この時期もかなり道は混雑するそうです。

私が行った時は、紅葉の見頃まであと一週間という時期だったのと、午前中の早い時期に参拝したせいか、ほとんど渋滞には見舞われず、すんなり境内に入ることができました。

しずかに鎮座する歴史ある神社

この神社は、創建から1400余年という古の歴史を持つ神社です。

御祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)。
別名 大国様(だいこくさま)とも呼ばれ、神話の中で「因幡の白うさぎ」を助けられた「心の優しい神さま」として親しまれているそうです。

また、人々から「遠江国の守護神」として、国土開発・諸業繁栄・商売繁昌・家内安全など古くから篤い信仰を集めてきた、ありがたい社です。

丁度、来週(11月29日)から、もみじまつりが開催されるようで、茶会や甘酒が無料で振る舞われるんだとか。一週間早かったですね。(笑)

縁結びの「きょうの木」

また最近では、この神社は、「願い事が意のままに叶う神社」事任神社(ことのままのかみやしろ)としても広く知られています。

縁結び、厄除け、心願成就、交通安全の御神徳。

誠に、人々の厚き信仰を集める、地元の小さな神社です。特に、縁結び。
本殿でお参りした後で、ちょっと裏手に周ると、縁結びのご神木「ひょうの木」があります。この、縁結びの御神木「ひょうの木」は、樹齢700年〜800年。この葉っぱには「まゆ型」の殻(木質化)になる特質があって、そこに小さな穴が開くのだそうです。それを笛のように吹くと「ひょう♪」という音が出るので「ひょうの実」と呼ばれています。

ここの「ひょうの木」は、根元の上部から交わりながら二本の幹に分かれています。
また、御祭神「大己貴命」(大国様)も「ひょうの実」を吹くと、その美しい音色に感銘を受けた女神が現れ、契りを結んだという言い伝えがあるそうです。

これらのことから、この神社の「ひょうの木」は、「恋愛」「人間関係」「仕事」など様々な「縁を結ぶ」というご神木になりました。

四季折々の自然美

この小國神社は、約30万坪にも及ぶ木々の森に包まれ、季節に合わせて様々な花々が咲くことでも有名です。

特に清流宮川沿いに立ち並ぶ、約1,000本ものモミジは、秋になると見事な色彩で人々を魅了します。紅葉の見頃まで、あと一週間….という時期でしたので、まだ完全には色づいていませんでしたが、それでも宮川の水面に映る紅葉が綺麗でうっとり。


オフィシャルサイトで境内マップが観られます。紅葉沿いの清流はこんな感じです。

小さな神社の小さな秋

この時期、国内の観光地は、紅葉目当ての観光客で賑わいます。

京都や奈良のように、観光で有名な神社仏閣は、多くの観光客でゴッタ返すでしょう。

ただ、小ぶりだけど、歴史深き古の神社仏閣は数多くあって、そういう所こそ、いぶし銀の厳かさを体感できて、心底癒やされたりします。

静かな川沿いの道を、水面に映る、色の浅い紅葉の木々を眺めながら、穏やかな秋のひとときを過ごしました。燃えるような水面になるまで、あと少し。
待ち遠しいですね。

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