NHKスペシャル:エネルギーの奔流 第2回 欲望の代償 破局は避けられるか




NHKスペシャル:

エネルギーの奔流 第2回

欲望の代償 破局は避けられるか

 

先日のNHKスペシャル:エネルギーの奔流 第2回 欲望の代償 破局は避けられるか は、とても面白かった。

第1回目も面白かったが、2回目では、グリーンパラドックスという耳慣れない言葉に驚いた。

 

2011年に、早々と脱原発に舵を切ったドイツで起こっている事。それが、グリーンパラドックス。

再生可能エネルギーによる発電が多くなった事により、ドイツは電気料金が高騰してしまった。そのため、企業は、火力発電で電気代の安いチェコに移転してしまうのだ。そうすると、チェコの大気はどんどん悪化していく。さらに、再生可能エネルギーでの発電量が増えれば、化石燃料が下落する。

そうなると、後進国は安い化石燃料でエネルギーをより多く生み出そうとし、さらに地球環境が悪化する、という構図のことだ。

 

なるほど….と思った。

 

1国だけで、脱原発そして再生可能エネルギーを推し進めることは出来ないということを突きつけられているようだ。

加えて言えば、ドイツの国境近くには、フランスの原発も隣接している。
一度、何かが起きれば、ドイツにも影響するわけであり、自国の脱原発だけでは、原発事故のリスクをゼロにすることはできないという事実もあるのだ。

 

しかし、原発による発電には、核廃棄物の問題がついてまわる。
この問題は、実際、どこの国も解決できていない、先送り問題であることは間違いない。

 

脱原発もできない、かといって、原発を使い続けることもできない。

 

そうなると、どうすればいいのか?
今は、完全に手詰まりだ….と思えてくる。

 

しかし、この番組を、第1回・第2回と観てみて感じた。

もう、人類の大きな転換をしていかなければならないのではないか?と思う。

 

大量消費の経済発展は、もう無理があるのだ。
これからは、省エネ・エコロジー・循環型社会を突き詰め、本当に必要な分だけのエネルギーでやっていくしかないのだろう。
そして、それらは、世界が一丸となってやり遂げなければならない、人類の重要課題なのだ。

全世界が一丸となってなんて、なんて空恐ろしい事なのか?
経済も、宗教も、価値観も、資源も、すべてにおいて異なる国々が、一致団結できるのだろうか?

 

そして、消費者である私たちは、大量消費、豊かな生活、欲望。
そんなものを打ち止めにすることができるのだろうか?

 

極めて未知数である。



しかし、なんとかしなければならないわけであり、個人的には、これからはエコロジーや省エネルギーに関する情報などに注目して、情報発信をしていきたいと考えている。今のところ、自分にできることは、それくらいしか無いと考えてしまう…..

番組:http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/0525/index.html