NHKスペシャル:エネルギーの奔流 第1回 膨張する欲望 資源は足りるのか




NHKスペシャル:

エネルギーの奔流 第1回 膨張する欲望 資源は足りるのか

 

昨日のNHKスペシャル面白かった。

「あと数十年で枯渇する」と言われてきた化石燃料が、“シェール革命”はじめ、世界各地で新たな技術が導入され、エネルギー大増産の時代を迎えようとしている。
でも、エネルギーを考えれば考えるほど、人間の欲望にぶちあたる。世界は、豊かな国とそうでない国があり、エネルギーの使われ方は、それぞれ違う。世界中の人々全てが、平均的に、同じようにエネルギーを使ってしまったら、あっという間に枯渇するのだ。つまり、今は、豊かな国が自然資源を使いエネルギーを生み出すことでとことん便利さと豊かさを謳歌し、貧しい国の不便さは知らないふりをしているということ。

 

だから昨今、天然資源の乏しい国は、豊かさを求め原発依存度を高めようとする。『原発を作りたい多くの新興国は、原発の安全性は一番の問題ではない』そうだ。安全性よりも、どう資金調達できるかが問題なんだという。例えばトルコは、ロシアに多額の資金を投入して原発を作ってもらい、電気料金でロシアに還元するという方法で原発を導入を決めた。トルコは急増する需要をまかなうためには、この方法をとるしかなかったという。

 

そしてまた、エネルギー問題は、支配力をむき出しにし、争いに直結する。今年1月におきたウクライナとロシアの緊張状態で、ウクライナはロシアにエネルギーの供給を制限された。つまり、エネルギー問題は、争い事と切っても切り離せない。現に、リトアニアは、パイプラインでエネルギーをロシアから供給してもらっている。その割合は、実に70%。しかし、1月のウクライナ情勢をみて、リトアニアはエネルギー政策を根本から見直すことにしたそうだ。
『自国を脅かす国に、エネルギーを依存してはいけない』という結論。自然資源および、エネルギーとは、なんと恐ろしいものなんだと思う。

 

このままエネルギーを消費していけば、資源が枯渇し行き詰まる。私たちが、天然資源を使い切るということは、未来の子孫の資源を奪って富を得ているということ。便利さや豊かさを得たいと欲望を求めながらも、世界中の人々が同じような生活になってもらっては困る、という現実。見てみないふりをして、どこまでも欲望から冷めることのできない矛盾した生活を送っている。
日本だって、震災後は、一生懸命節電してたのに、もう忘れてしまったしね。いろいろ、考えるキッカケになったプログラムだった。今日も9:00〜、第2回目を放送。

http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/0524/index.html