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【旅コラム】青森ねぶた祭り(青森県)

汗だくの真夏の夜に、鮮やかな色彩のねぶたが、青森駅前の大通りを練り歩く。
青森ねぶた祭りは情熱的だ。

闇夜に浮かび上がるねぶたの迫力は素晴らしいものがある。様々なデザインのねぶたが、次から次へとやってきて、そのたびごとに、観客は大きな歓声をあげる。そして、皆がねぶたに魅入ってしまう。

青森ねぶた祭の由来は、七夕祭りの灯籠流しの変形だと言われているそうだ。
その起源は定かではなく、奈良時代(710年~794年)に中国から渡来した「七夕祭」と、古来から津軽にあった習俗と精霊送り、人形、虫送り等の行事が一体化して、紙と竹、ローソクが普及されると灯籠となり、それが変化して人形、扇ねぶたになったと考えられている。(※引用

青森のねぶたには、青森、弘前、五所川原と3種類ある。その中でも特に有名なのが、この青森の平たいねぶたである。弘前は扇型の大きなねぶたなんだそうだ。正直、初めて青森ねぶたを生で観たが、日本の夏祭りとしてはピカイチに素晴らしいと感じた。

また、巨大なねぶたが闇夜に浮かび上がり、練り歩く迫力も力強いが、青森ねぶた祭りが情熱的な理由のもう1つに『はねとの大乱舞』がある。『ハネト』とは、ねぶたの合間に登場する踊り子で、誰でも参加できる。(ただし、正装で踊ることが条件)

『ラッセーラー ラッセーラー ラッセーラッセーラッセーラー』

という掛け声で、お囃子にあわせて踊るのが『ハネト』である。
これがまた、熱い!

暑い夏の夜に、汗だくで踊る『ハネト』は情熱の塊だ。

津軽地方は、7月末頃にようやく梅雨があける。
そして、お盆過ぎには冷たい秋風が吹く。

つまり、青森の夏は短いのである。

短い夏を精一杯楽しみ、過ぎ行く夏を惜しみながら、お囃子と大きなねぶたで楽しむお祭りが、青森のねぶた祭り。

『ハネト』とねぶたが情熱的な理由がここにある。

雫石プリンスホテルからの岩手山
雫石プリンスホテル



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