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【旅コラム】感じる藝術(箱根彫刻の森美術館)

先日のブログ記事「箱根登山鉄道」の記事の続きです。

箱根登山鉄道の『強羅駅』でランチをすませ、線路沿いに一駅戻ると『彫刻の森駅』があります。まさに、箱根彫刻の森美術館のある駅です。

せっかく、ここまで来たので『箱根彫刻の森美術館』に寄って帰ることに。

この日は、かなり気温が高く、日傘なしでは歩けないほどでした。でも、線路沿いの道には、大きな木々の木陰ができていて、とても歩きやすい道になっていました。

周りの緑をみながら、散策。

車も少なく人通りもない広い公道なので、とても気持ちが良いのです。

道々、湧き水らしいお水を発見。
手をのばすと、冷たい湧き水があふれています。

手を洗い、ほんのひと時の涼を感じました。

また、目的地までもう少し、という所にかわいいカフェらしき建物がありました。

ウッド調のそのお店の名前は、まさしく“WOODY:ウッディ”。トイ・ストーリーのウッディが店頭に飾ってありました。かわいかったので入りたかったのですが、あいにく、マルゲリータを食べたばかりでお腹いっぱい。

ここは、次回のお楽しみに写真撮影だけにしておきました。

『強羅駅』から、5〜6分歩くと『彫刻の森美術館』に到着。

箱根彫刻の森美術館は、

環境芸術としての彫刻芸術の普及振興を計り、我が国の芸術文化に新たな活力を注入することを目的に、人々が自然の中で彫刻に接する機会を提供する野外美術館として、1969年(昭和44年)に開館しました。(引用:http://www.hakone-oam.or.jp/about/

フジサンケイグループの協力のもと、公益財団法人 彫刻の森芸術文化財団が運営する美術館で、館長は森英恵氏。1981年(昭和56年)に姉妹館、美ヶ原高原美術館(長野県)が開館、1984年(昭和59年)にはピカソ館を開設しています。

緑に囲まれた美術館は、自然美と彫刻の造形美が計算されつくしていて、壮大で美しく、1日いても飽きない芸術の奥行きを感じます。

自然の中に展示されている彫刻もステキですが、構内に設置されている自動販売機や水飲み場もデザインされていて、なかなかオシャレです。
細かいディテールまで、芸術性が感じられます。

中でも、『ピカソ館』は興味深いものがありました。ピカソ館とは、当構内にある特別の建物で、1881年〜1973年までの彼の作歴をテーマ別に分類し展示された美術館です。

現在の展示(2014年8月〜)は、パブロ・ピカソ(1881~1973年)の長い作歴をテーマによって分類し、初期から晩年の作品を自由につきあわせています。するとそこには、あるひとつのテーマに対するピカソの一貫した姿勢があらわれます。動物や半神、愛と死、破壊などのテーマは、ピカソがひとりの人間として、人間的なものと生けるもののドラマのみに関心を抱きつづけたことを明らかにしてくれます。 (引用:http://www.hakone-oam.or.jp/permanent/?id=3

ピカソ館の展示リストは、こちらのPDFから閲覧できます。

ピカソは、(1965年)84歳の時に胆嚢の手術を受けてから、特に死を恐れるようになったそうです。これは幼いころに妹を失ったことにも起因するようですが、、年々その恐怖感は増し、死を現実のものとしてとらえるようになったとのこと。老いと死を意識した時期に、それをリアリストとして見つめた作品が、とても興味深いものがありました。

これから梅雨明けし、暑さの厳しい日々が続きますが、ピカソ館やオープンカフェなど、涼む所もあるので、緑のキレイなこの時期に、一度訪れてみてはいかがでしょうか?

美しい自然美に心あらわれます。

箱根彫刻の森美術館 〒250-0407 神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1121

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