これまで、南三陸町 復興三地蔵を応援してくださった方々にお知らせです。
宮城県登米市にある仮設住宅で制作してきた『復興三地蔵』ですが、今月をもちまして販売終了とさせていただくことになりました。
『南三陸町 復興三地蔵』は、2011年3月11日の東日本大震災で被災した後、被災した南三陸町を離れ、登米市に避難してきたお母さん方が作る手作り地蔵でした。
現在、登米市にある仮設住宅の入居者は、次々と災害団地などに住まいを移し、被災当時150人ほどいた仮設住宅の住民も、今では95人ほどになりました。残りの方々も順次住まいを移り、この仮設住宅跡地は元々の所有者であるイオンに返却されるそうです。
被災直後、混乱の元であれよあれよと避難した仮設住宅の方々。
ここに住む方々の多くは高齢者でした。
何もすることのない仮設住宅の狭い空間の中で、高齢者の方々を襲ったのが『不活動病』でした。何もする事がなく、出歩いたり動いたりする機会が極端に減った高齢者は、活気を失っていきました。若い世代と異なり、高齢者の不活動病は深刻です。あっという間に身体の体力や筋力が低下し、ますます内にこもってしまいました。
そんな中、少しでも心の
週に数回の作業日には、集会所の前に並んで集会所が開くのを待つほど、お母さん方は楽しみだったそうです。
改めて集計すると、合計3,000体以上販売できたとのことでした。
私は、『復興三地蔵』を作っていたお母さん方とは、全く面識はありませんでした。しかし、新聞の記事でお地蔵さんの事を知り、無料でウェブ制作をさせていただき、ネット販売の下地を作りました。
面識もない私を信用してくださり、ネット販売に関わらせていただき感無量でした。
ボランティアという形で、少しは力になれて良かったです。これからのより一層の復興を願っています。これまで、応援してくださったみなさま、どうもありがとうございました!
心より感謝いたします。