先日、(横浜)みなとみらいエリアにある大さん橋で、とても美味しいクッキーを買いました。
催事の一角、臨時ブースで販売されていたもので、岩手県・大槌町でつくられている「フレンチせんべい」というお菓子です。
岩手県大槌町といえば、2011年の東日本大震災で、甚大な津波被害をうけたエリアです。
私も、震災後、何回か大槌町に行ったことはありますが、それはそれは大きな爪痕を未だ残す、被災地です。
震災被害にあったエリア、いわゆる被災地と呼ばれるエリアの復興商品はいろいろ見聞きしてはいたものの、この「フレンチせんべい」は初めてみました。ブースの中にあった試食品をいくつか試食させていただいたら、それはそれは、とても美味しい!
「フレンチせんべい」というネーミングはとても絶妙で、たしかに、クッキーのようなラングドシャのような、でも、やっぱりせんべいのような感じの歯ごたえです。
味がとても気に入ったので、3種類の味を1袋ずつ購入してみました。
ブースで販売している人に、「これは被災地の復興支援商品なんですね。」と聞いてみると、「はい。そうなんですけど、被災地だからというのではなく、あくまでも味で買っていただけるように頑張っています。」とおっしゃっていました。
持ち帰ったフライヤーを見てみると、色んな事が分かりました。
「フレンチせんべい」は、岩手県大槌町にある「モーモーハウス」という所で、1枚1枚焼き上げていること。
「モーモーハウス」は、地元の雇用を創出することを目的とした、公益社団法人により立ち上がったこと。
「モーモーハウス」の中で、佐々木さんという一人の菓子職人とその仲間で焼いていること。
などなど、です。
いずれにせよ、被災した地元で起業をめざし、地元の雇用に貢献している事業であることが分かりました。
その後、実際購入した「フレンチせんべい」の全ての味を食べましたが、とても美味しかったので、会社のスタッフにも声をかけて、30袋くらいまとめ買いしました。ギフト用にギフトボックス(100円)もつけてくれますので、ご贈答用にも便利です。15袋以上で送料無料なので、数人と申し合わせて買うといいようです。
1袋 350円(税込み)。1袋に、8枚程度入っています。
確かに、震災からもうそろそろ、4年目になります。被災地の復興支援商品だから、、、、という肩書きだけで売るには、非常に厳しい年月が経過しました。きっかけは震災復興かもしれませんが、それをチャンスとし、肩書きなしでも勝負できるクオリティを追求していくという姿勢が、ヒシヒシと伝わってくる、とても美味しいスイーツですので、みなさんにおすすめします!
◯フレンチせんべい ごまとくるみ
ゴマの香ばしさが、サクサクした歯ざわりと相まって、芳醇な味わいに。
わたしは、この味が一番お気に入り。「チュイール」という瓦型のクッキーです。
薄く、サクサクとした触感がやみつき。

◯フレンチせんべい バナナ
ほんのりバナナの香り。
シナモンの風味が、ちょっと大人の味に。甘さ控えめです。

◯フレンチせんべい ココナッツ
自然な風味のココナッツが上品。やみつきになる味。
