南三陸はまゆり会の復興三地蔵


(現在は、ネット販売は終了しています。)



3.11の震災で津波被害をうけた、南三陸町から車で小一時間。
宮城県登米市に大きな仮設住宅があります。

この仮設住宅には、南三陸町で被災した多くの方々が暮らしていらっしゃいます。

登米市は、沿岸部から離れたエリアなので、津波による震災被害の爪痕はなく、大きなショッピングセンターもある街の中です。
海の匂いの側で暮らしていた方々ですが、今は海から遠く離れてくらしているのです。

この登米市の仮設住宅のお母さん方が、震災後、手作りのお地蔵さんを作って販売する活動を始めました。
それが、南三陸はまゆり会 復興三地蔵です。

私は昨年、ある新聞記事でこれを見つけ、直接、現地にいる作り手の方とコンタクトをとらせていただきました。すでにそれまで、販売の応援していた南三陸町のホタテキャンドル復興ふくろうなどの実績がありましたので、すぐ私たちを信頼していただき、インターネットでの販売支援にとりかかりました。

昨年は、何度か、登米市の仮設住宅にお邪魔して、現状などをお伺いすることもできました。

このお地蔵さんは、平均年齢75歳のお母さん方が手作りで作るお地蔵さんで、ボランティアの方に生地などを譲っていただき、週に何度か、仮設住宅の集会所で集まって作っているということでした

商品は、1セット 1,890円。

でも、このお地蔵さんをつくる時給に換算したら、時給100円計算だそうです。

商売としたらとても採算が合わないと思われるかもしれません。

しかし、それでもこのお地蔵さんを作る意味があります。
それは、仮設住宅での楽しみです。

多くの高齢者が暮らすこの仮設住宅。
震災直後に問題になったのは不活動病でした。
何もする事がなく、出歩いたり動いたりする機会が極端に減った高齢者は、活気を失っていきました。
若い世代と異なり、高齢者の不活動病は深刻です。あっという間に身体の体力や筋力が低下し、ますます内にこもってしまいます。

そんな時にひょんなことから生まれた、お地蔵さん作り。
瞬く間に、仮設に住むお母さん方の張り合いになりました。



週に数回の作業日には、集会所の前に並んで集会所が開くのを待つほど、楽しみになっていったのです。

作業場となる集会所

作業はゆっくりとそして穏やかに、みなさんの心を癒してくれました。
みんなが集まって、あれやこれやとお話をして、作業に没頭するときだけは色んな不安を忘れたそうです。

一体作るのに、沢山の時間がかかりますが、その時間は、作っているお母さんの笑顔の時間なのです。

ホームページを作ってから、ネットを通して沢山の注文が入りました。
でも、震災から2年になろうとしている今、その注文も少しずつ減ってきています。

この間、現地の代表の佐藤さんに、3.11を迎えるにあたりコメントをいただきました。

「最近は注文も減ってきており、みんな落ち込んでいます。みなさんよろしくお願いします。」と返ってきました。

震災が風化したとは思いません。
でも、昔のような注目のされ方がしないことも分かっています。

でも、2年前と変わらず、あと仮設住宅で冬を越されたんだな。
何も変わってないよね。と、改めて思い知らされました。

寒い宮城県の冬。
「お風呂に追い焚き機能がなくて寒いのよ」とおっしゃっていた事を思い出します。

また、冬を越したんですね。

遠くに住む私たちには出来ることは限られています。

ただ、こうして頑張っている仮設住宅の方々の姿を、時々思い出してくだされば幸いです。

復興さん地蔵は、ネットから代引きで注文できます。どうぞ、応援よろしくお願いします。