南三陸町歌津のあおぞら食堂さんの醤油ラーメン。
魚のアラでダシをとったスープは、全く臭みがなく、アッサリした中にも、
コクの際立つさっぱりスープ。
喜多方ラーメンよりもちょっと細めのちぢれ平麺は、スープによくからみ、
柔らかくとろけるチャーシューとネギ、肉厚ワカメ。
地元の海産物をふんだんに使った南三陸町 歌津のラーメン。
南三陸町の歌津にあるトレーラーハウスのラーメン店 あおぞら食堂は
震災後の炊き出しから始まったラーメン屋さんでした。
全国のラーメン屋さんの支援のもと活動しているラーメン店(一般社団法人化)で、
主に、ラーメン凪、五福星、七彩が中心で運営していました。
ラーメンの価格は、地元以外の方の一般価格と地元の方の地元価格で分かれ
地元の方には半額近い価格で、一般の方には正規の価格で提供していました。
店内に入ると、壁一面にはってあるマインドマップ。
「外部から人を呼ぶ」
「地域にお金をまわす」
「昨日より今日を示してみる」
3.11の津波で甚大な被害をうけた歌津で
ラーメンを通じて、地元に利益を還元するために
これまで、丁寧においしいラーメンを作り続けてこられました。
その、歌津あおぞら食堂は、
2012年11月20日、本日で営業が終了します。
被災された地元の方々の近くで、長く営業され、
本日、最終日を迎えました。
本当にお疲れ様でした。
これまで、色んな事があったことでしょう。
私なんかには想像もつかないご苦労も沢山あったことでしょう。
被災された地元の方々と共に、20ヶ月を歩んでこられた
あおぞら食堂さんに、心からお疲れ様を言いたいと思います。
こうして、南三陸町 歌津の風景も少しずつ変わっていくのですね。
あおぞら食堂のみなさん、本当にお疲れ様でした!