目の疲れやストレスからくる肩こりが強く、時折、マッサージに行く私ですが、これまで、足裏を刺激するリフレクソロジーは体験した事がありませんでした。
正直、リフレクソロジーには、欧米式や東洋式などの違いがあることもよく分からず、なんとなく、“足の裏を刺激してくれ痛気持ち良い施術”みたいな浅い認識しかありませんでしたが、先日、初めて、欧米式のリフレクソロジーを体験してみて、その違いがなんとなく分かるような気がしました。
それもこれも、ある医療記事の執筆のために日本リフレクソロジー養成学院の学長さんにインタビューをしたことがきっかけです。
実は、イギリスなどでは、リフレクソロジーは積極的に医療に入り込み、ガン患者さんの緩和ケアとしての、補完療法として位置づけられています。日本では、なんとなくリラクセーションの一貫としてサロン化していますが、欧米では、きちんとしたエビデンスのもと、ガン患者さんの痛みを和らげたり、心と身体のバランスを調和するための施術なのです。
補完療法とは、あくまでも西洋医学を助けるアプローチです。
西洋医学にとってかわる訳ではありません。
ガン患者さんが、リフレクソロジーにより、全身の緊張がとけ、なんとも言えずホッとする状況になるそうです。
まさに、補完療法としては、これからのジャンルだと思われます。
さて、そういう取材の一貫で、わたしも、日本リフレクソロジー養成学院直営店「リフレ」さんのサロンでリフレクソロジーを受けてみたのですが、それはそれは、これまで味わった事のないリラクセーション体験でした。
いや、リラクセーションというよりも、瞑想状態に近いかもしれません。
半分眠っているような、半分起きているような、なんとも言えない感覚は、そのまま、ずっと目覚めたくないと感じさせるほどのリラックス空間です。
ここで混同してはいけないのは、欧米式のリフレクソロジーは、東洋式の足ツボマッサージのように痛みはまったく無いということです。施術者が、わたしの足に触れ、摩り、小刻みの厚を加える。
ただ、そういう刺激です。
時折、なんとも言えない痛みのようなものを感じる時もありますが、そこはちょうど、身体の中でも不調をきたしているところだそうです。ちなみに、わたしは、肩こりと冷えと、目の疲れが溜まっているといわれました。もちろんビンゴです。
施術が始まると、自然と目を閉じてしまうのですが、施術者の手が暖かくてとてもホッとしました。
それは…..、そうです、母に触れられている感覚です。
母のお腹の中にいるような感じもしました。
耳にあてたヘッドホンからはヒーリングの曲が流れ、ますます、私を瞑想状態に連れて行きます。
半分眠っているような感じで40分間はあっという間にすぎ、すっかり体のチカラが抜けるようでした。
こういう施術をうけてみると、改めて、人は
なかなかリラックスできない生き物なんだなぁと感じます。
自分では、時々、自己流でリラックスしているように感じていても、こうしてリフレクソロジーをしてもらうと、本当のリラックス状態とは、どういことなのかを感じさせられます。
ちなみに、リフレクソロジーを受けている人は、男性も多くいました。
男性も気軽に施術を受けてみて欲しいなぁと思います。
それから、ガン患者さんのための補完療法としてのリフレクソロジーは、日本ではこれからの分野です。
リフレさんのように研究、研鑽しているところもあれば、そうてもないサロンもあります。
出来るだけ、医療に近いリフレクソロジーに取り組んでいるサロンさんをお勧めします。