【医療記事】季節に応じた健康管理で 一年中健康に生活しよう。 2回目(全3回)


◆季節病と気象病の違いを知ろう

季節や気候の変化が引き起こす病気は大きく、
「季節病」と「気象病」の2つに分けられます。

季節病は春や夏など、特定の季節になると発症しやすくなる病気です。
気象病は気象の変化に身体が対応できなくなり発症するものを指し、
「お天気病」と呼ばれることもあります。

インフルエンザや花粉症などは季節病と呼ばれます。
また、前線が通過したり、気圧や気温が変化することなどに反応する
リウマチ痛や、血圧の急激な変動などは気象病と呼ばれます。

最近は冷暖房機器の普及が進んだことで、冷暖房がよく効いた部屋から、
暑さや寒さが厳しい屋外に出たときの急激な温度変化が、
身体に悪影響があるとも指摘されています。

これも、広い意味での気象病と言えます。

どんな病気が、どんな季節や気象に影響されて発症するのかを知っておくことで、
事前に予防することができ、健康な身体作りにつながります。

◆一年を通じて高齢者は注意が必要

特に、高齢者においてはこれらの「季節病」「気象病」への注意が必要です。
加齢に伴い皮膚の血流量や発汗量なども低下していきます。

また、皮膚にある温度センサーの機能が鈍くなるため、
高齢者は暑さに気づくのが遅かったり、
暑いのに汗が出にくく、発汗量が少なくなり、
若い人よりも熱中症になりやすくなります。

身体への異常を感じても、速やかに自力で対処できなかったり、
医療機関に行くこともままならなかったりすることにより、
これらの病気が重度化する可能性もあります。

このようにリスクが高いことを踏まえ、高齢者は
できるだけ周りの人たちが気にかけ、
早期発見、早期治療ができるように配慮することが必要です。