(独断と偏見で)今年の映画レビューまとめ




今年も、もうあと少し。

改めて1年間の映画レビュー本数を数えたら、340本くらいでした。年内、あと観て10本くらいなので、365本は無理そうです。残念(笑)

とはいえ、今年も沢山の映画をみて、様々な発見と感想を持ちました。
基本的に、巷の話題に左右されることなく、自分の好みの映画をひたすら観るタイプなので、なかなか地味ではありますが、今年の映画総括をしてみたいと思います。

今年公開のものだけでなく、一部過去作もありますのでご了承ください。

 

2015年個人的ベスト作品 Mommy

新作・過去作通じて、自分の感性に強く響いた作品は、グザヴィエ・ドラン監督最新作のMommy。

シナリオ、映像、キャスト、音楽。
すべてにおいて、良質な一作でした。

これまで、グザヴィエ・ドラン監督が描いてきた、様々な愛のカタチの集大成とも言える、母子の愛のカタチを、緻密に計算された緻密な映像美で、物語以上の世界観を表現しきった一作です。

特に、役柄が俳優さんに乗り移ったかのような完成度と、それを脚色するかのような映画挿入歌の秀逸さは、最近の若手監督の中では、グザヴィエ・ドランが頭一つも二つも抜きん出ています。

ラストにかけての20分くらいは、滝のように流れる涙を拭うことさえも忘れて映画に没頭しました。

生涯通じて、お気に入りの一作になると思います。

2015年個人的ベスト邦画作品 日本のいちばん長い日

今年新作の邦画はあまり観ていないので、正直なんとも言えないのですが(笑)、今年観た新作・過去作も合わせて考えると、やはり、原田眞人監督の『日本のいちばん長い日』が一番良かったかな、と思います。

日本人監督でも、実力派である原田眞人監督作品なので、ハズレは無いとは思いましたが、さすがにクオリティ高かったです。特に、本木雅弘さんが演じた昭和天皇が良かったです。

日本のいちばん長い日は、岡本喜八監督がすでに映画化していますが、オリジナルと比べても、右にも左にもふれない、ニュートラルな立場で描かれている感じも好感が持てました。

戦後70年。

戦争という事を、深く強く考えさせられた1年に、本作の公開が間に合ったことを心から感謝しています。

2015年個人的ベスト音楽映画 はじまりのうた/君が生きた証

特に、個人的には音楽映画が大好きなので、今年も多くの音楽映画を鑑賞しました。

中でも、自分の好みにピッタリあったのは、この2作品。甲乙つけがたいので、2作品をベスト映画に選びました。

『はじまりのうた』は、『ONCE ダブリンの街角で』の監督の最新作で、キーラ・ナイトレイが主役の音楽映画です。劇中歌の楽曲提供した、Maroon5のアダム・レヴィーンがノーギャラで出演したことも話題になりました。

軽やかでありながら、しっとりとした大人の女性の物語で、なかなか好感がもてました。もちろん、楽曲もすばらしかったですね。アダム・レヴィーンの“LOST STARS”は最高でした!

『君が生きた証』も音楽映画ですが、『はじまりのうた』とはちょっと違う、若干、重たいヒューマン・ドラマです。息子を失った父親の悲しみと苦しみが、音楽に乗って胸に染み渡ります。前半と後半では、話の重きが大きく異る所が注目です。胸が苦しくなるような音楽映画もすばらしかったです。



2015年個人的ベスト俳優 ジェニファー・ローレンス/グザヴィエ・ドラン

また、作品とは別に、俳優部門で個人的なお気に入りは、このお二人。

女性ではジェニファー・ローレンス。
男性ではグザヴィエ・ドラン。

ジェニファー・ローレンスの演技は、素晴らしいものがあります。まだ、25歳なのに、味わい深い演技をしますね。スッピンだと、ものすごい幼さの残るキュートなお顔なのに、しっかりメイクをして、肌を露出したドレスを着ると、妖艶な大人の女性に変わります。

このギャップがたまらないですね。
あと、顔に似合わず、ドスのきいた低音で話す所も大好きです!今後の活躍に大いに期待します。

 

そして、男性部門では、色々悩みましたが、やはりグザヴィエ・ドランです。

彼は監督でも素晴らしいのですが、演技も素晴らしいです。

彼が主演の映画『トム・アットザ・ファーム』や『エレファントソング』の演技も素晴らしかったですね。

2015年個人的ベスト映画監督 グザヴィエ・ドラン

そして最後に、最高に素晴らしかった監督として、やはりグザヴィエ・ドラン。

結果、今年は、グザヴィエ・ドランの年だったと言うことです。好きで好きでたまらない人の1人です。(笑)

 

あと最後に、なにげに一番グッときた映画として『SHIFT 恋よりも強いミカタ』をあげておきます。フィリピンの女性監督の作品で、これからも注目したいからです。個人的に、久しぶりに胸キュンしました。♡

来年は、どんな映画に出会えるでしょうか?
また、地道に、自分らしく自分のペースで映画鑑賞に没頭してみます。また、レビューします!