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【ブログ】お口のケアから始める身体の健康セミナー(第1回/全6回)MEC食

変わり続ける医療

仕事がら、多くの医師(ドクター)と話をする機会に恵まれている。
本業である、販促物のデザインのお仕事における出会いもそうだし、定期的に執筆させていただいている医療系の出版社からご依頼いただいて書く医療記事における取材でもそうだ。
そして、毎回新たなドクターとの出会いは刺激的で勉強になることが多い。

私は学生時代は看護を学び、その後臨床を経て看護学校の先生という道を選んだ。

私は医療や看護を学んだ人間ではあるため、医学に関する基礎的な知識は一般の人々よりは持っているとはいえ、日進月歩する医学の世界を端から端まで熟知している訳ではない。とにかく、知り得た医療の知識を、一般人々にもわかりやすく伝えたりすることを生業(医療ライター)としているため、医療の事を書くことが多いだけなので、新しい知識や考え方はいつでも新鮮な空気で取り入れたいと思っている。

さらに加えていえば、医療とは画一的なものではないと思っている。
もちろん、理論として分かっている事、普遍的で揺るぎない一定のセオリーはあるとしても、それは日々進歩して上書きされているし、医師によって、診療方針ややり方は、微妙に異なるということを知っておく必要があると思っている。

よって、世の中の「患者」と呼ばれる一般消費者には、そんな世界の中で、溢れんばかりの医療知識を常に取り入れ、自分にあった医師と出会い、より良い治療を受けてもらいたいという気持ちをもっている。

そして、その一助になれるような医療記事を書き続けていきたいと、常に思っている。

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栄養を語る歯科医との出会い

先日、ある、歯科セミナーに参加した。東京の矯正歯科医のセミナーであり、主催者は一般女性が企画したものだった。

セミナーの講師は、Facebookでお知り合いになった矯正歯科医で、日頃から興味深い投稿をしてくださっている先生だ。
全6回のセミナーで、今回が1回目。

お口の健康維持という枠組みを超えて、栄養の部分にまで膨らんだ話をしてくださるといことで、興味深く参加させていただいた。

第1回目(2014年11月8日)は、歯の健康に関する基礎知識だった。
まず最初に、セミナーのメインテーマが興味深い。

「患者力をあげる」

患者として、知っておいた方が得すること、逆に知っておかないといけないことを全6回で説明してくださるらしい。

セミナーの冒頭で先生は、「日本国民は患者力が足りない。」とおっしゃっていた。

たしかに。

「患者」と呼ばれる私たちには、専門的な知識がない。よって、「先生がおっしゃるとおりに、、、、」という流れになり、なんとなく「先生がおっしゃるから。」と、納得してなくても流れに逆らえない状況に流れてしまっていく危険性をもっている。こんな業界深く切り込んだ話は、マスメディアもあまりとりあげないだろうし、医師会のような大きな団体が好む話でもないかもしれない。

それでも、持っておかなければ損する知識。

そういう意味では、導入部分で、一気に話に引き込まれた。

先生の話は極めてわかりやすい。
ユーモアを交えながら、聴講者に語りかけるよう説明してくれるため、特別な医学的知識がなくとも、わかりやすいだろう。

先生もセミナーの冒頭でおっしゃっていたが、歯医者さんというところは、歯を治すために通うところであってはいけないのだということを説明してくれた。

私も、多くの歯科医と話をするようになって、歯医者さんとは、歯を治すところでは無いんだ、ということを初めてしった。
それを聞くと、いやいや、歯医者は、歯を治すとこでしょ!と突っ込まれるだろうが、本来の意義はそうじゃない。
虫歯や、歯周病にならないように定期的に通う所であり、年に数回通えば、ずっと、健康的な歯でいられるようになるという予防ベースの医療機関なのである。

これは、私自身も、知らなかった事である。
正直、看護学では、歯の事はさほど詳しく学ばない。大人の永久歯の本数だってきちんと答えられるかあやしい。(笑)
しかし、最近になってその意味がよくわかった。

私も、定期的に歯医者さんに通うようになったためである。

予防目的で歯科医院に通ったら、通い始める前の状態が確実に改善されたし、年間通じてほとんど虫歯になってない。
これは、歯医者さんでうけた、定期検診とクリーニングの成果である。

こういった自分自身の体験からも、先生のお話は、終始、合点がいく。

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年をとったら入れ歯になるという刷り込み

さて、本セミナーの話に戻そう。

このセミナーの冒頭でも、こんな話が出てきた。

「人は年をとったら、必ず入れ歯になるものではない。」

そうだ。
これだこれこれ。

私たちがずっと刷り込まれていた老人のイメージ。
入れ歯をつけた老人とは、全くナンセンスな話であることを覚えておいてもらいたい。

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つまり、どんなに年をとっても、自分の歯でモノを噛み砕く事のできる口腔内を維持できるのだ。
そして、それは、努力と意識の変化のみで実現できる
のだということだ。

では、どうすれば、歯を一本も抜くことなく人生を終えることができるのか?

そのために身につけておきたい患者力とは何なのか?

を、丁寧に一時間かけて教えてくれる。

最終的には、歯にとどまらず、体全体の健康まで触れてくださるそう。

先生は、歯科医でありながら、患者さんの全身管理にまで大きな影響を与える栄養学を提唱しているからだそうだ。

それが、セミナーの後半で聞けるらしい。

内容のさわりだけお聞きしたが、おそらく、しばらくはこういう内容はマスメディアでは聞かれないだろう。
なので、情報として取り入れられるのは、こういうセミナーに参加するしかないと思われる。

そして、それらを知識として取り入れるかどうかで、その人の健康が大きく左右するのではないかと思った。

とくに、小さなお子様をお持ちのお母さん、ご主人や子供の健康を守る炊事に関わる主婦のみなさんに聞いてもらったほうがよいと思う。

1時間セミナーをきき、その後、後楽園遊園地で遊んで帰ったら、有意義な一日になる事だろう。

最後に、あくまでもこのセミナーは、講師である矯正歯科医が主催したものではない。
一般女性が企画したものだ。自身が実際に体験した、歯科治療への不信感から、この講師にセミナーを開催してほしい旨依頼して実現したそうだ。
よって私も、極めて中立的な立場=患者の立場で、これからのセミナーも引き続きレポートして行きたいと思っている。

セミナー2回目はこちら。
2回目からでも、十分価値あると思うので、ぜひ。

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