毎日、会社のブログを書いている知人がいる。
お正月休みとかゴールデンウィークとか、長期の休みも関係なく、1日3度の食事のように、毎朝ブログを書くのだという。
その人は、毎朝、ブログを書かないと落ち着かないという。
もはや、習慣というよりも、自分自身であると言っても過言ではないだろう。
驚くことに、それを何年も何年も継続している。
結果、これまで書き溜めたブログの記事は数千になり、巨大なサイトと化した。
それもそうだ。
毎日ブログを書けば、1年間で365記事。2年間で30記事。3年で1,095記事。
これを何年も継続しているのだから、ほんとうに頭が下がる。
かくいう私も、このブログは10年以上書いているのだが、この方の足元にも及ばず、10年間で600記事くらいだ。もう少し頑張ろう。
そんな私も、先日、このブログをリニューアルしてみた。より書きやすく、より見やすくしたいと考え、デザインをリニューアルしてみた。
それと同時に、過去の古い記事を断舎離し、整理し直してみたところ、100記事くらいは削除することとなった。
古い記事の断捨離は、ただただ、活字をゴミ箱に捨てるのとは、また違った感覚を感じたのが不思議だった。捨てた記事はさまざまで、情報が古いもの、文章が稚拙なもの、今では出しておくのが少々恥ずかしいもの(笑)まで、多岐に渡ったが、それはそれで、少々寂しいものがある。
過去の、その時の感情や思いまで、ゴミ箱に追いやられるようで、最後まで捨てるか捨てまいか悩む記事もある。
言葉の断捨離とは、なかなか感慨深いものがある。
そんなとき、ふと、自分がブログを書く理由を考えてみたりした。
有名人でも著名人でもない、普通の一般人である私が、日々の雑多な出来事をブログにまとめる理由は、たいして価値がないかもしれない。私の記事を待っている人も、それほどいないだろう。それでも、Googleのアクセス解析をみると、過去の記事も多くの人に読まれている事がわかると、私の記事も誰かの役にたっているかもしれないと、密やかな満足感を感じたりするから不思議である。
なにより、自分のブログを読み返すのも密かな楽しみだからおもしろい。
かつての旅行の記事やお料理の記事などは、我ながら『マメだなぁ』と感心したりする。
その日その日で過ぎている感情や思い出を、そのまま記憶にまかせて上書きしていくのではなく、活字に残しておくということは、なんと有意義なことかと、10年以上ブログを書いてきて実感しているところである。
薄らぐ記憶の中で、過去のブログを読み返すだけで、あの日あの時に引き戻され、そのディテールまで蘇ってくるから、活字の記録とは素晴らしいものだ。
こうして、さほど意味のない事をダラダラと小一時間も書いてしまった。
こうして目的地も終着駅も定めず書いていても、自然と筆が進むからおもしろい。
書くことというのは、今の自分を可視化したり、アウトプットすることでストレスを解消することでもあるのかもしれない。
これからも、自分のペースでゆっくりとブログを書いていくことにしよう。
さて、ここからは余談だが、先に述べた古い記事の断捨離だが、実は削除した記事はゴミ箱にいれた状態で、まだ放置している。ブログからは消えているが、完全に消去はしていない。消すという行為は、思った以上に勇気のいることだったかな。
下記のGALLERYは、先日、買い物にいった木更津プレミアムアウトレットでいただいた、アールグレイレモネードとマルゲリータ。レモネードの味に感激し、自宅でも自家製レモネードを作った。暑い季節は、自家製レモネードが美味しい!
そして、もうすぐ1歳になる保護猫のレオくん。
白い子猫だったのだが、すっかりお顔は茶トラに。




