人の誕生は神秘的




深刻な社会問題となっている自殺ですが、最近では若者の自殺が増加傾向にある事がわかっているそうです。

平成23年の「学生・生徒」は前年より101人(11%)増の1029人。
調査を開始した昭和53年以来、初めて1千人を超えました。

自殺の理由は、学業や進路の悩みを苦にしたケースが多く、小中高生でみると、平成23年は前年より66人増加し353人。平成以降は200~300人前後で推移しており、350人以上の高水準となるのは、昭和61年以来25年ぶりとのことです。
(引用:http://news.livedoor.com/article/detail/7420205/

 

小学生、中学生、高校生。

まだ、「人生とは何か」「生きるとは何か」さえも分からず、目の前に見えている世界が全てと感じる世代です。社会経験はもちろんの事、自分が知り得る情報の量も少なく、これからどんどん吸収していく年代の子供達が自ら命を絶つとは、なんと痛ましいことなのか…と感じます。

親にしてみれば、自分より早く死んでしまう我が子を思うとやりきれない思いに、胸がかきむしられる思いでしょう。

でも、本人達には本人達なりの深い悩みや苦しみがあり、その世界を終わらせてしまいたいという気持ちになるのでしょう。本人にしか分からない思いです。

 

しかし、こんなニュースを見ると、どうしてもこう思います。

人の誕生、いわゆる人間の生命の誕生とは「奇跡」 です。

その奇跡で掴んだ命を、できるだけ頑張って生きてほしいなと思うのです。

 

人間は元来、生物の中でも妊娠しにくい生き物の一種と言われています。

女性の卵子は、生涯に渡り排卵する数は決まっていて、年々少なくなって老化していきます。その決まった数の中、毎月巡ってくる月経周期に1回だけ排卵をしますが、20時間しか生きられません。

そこで精子を待ちますが、精子と巡りあわなければそのまま消滅していきます。

 

また、精子は、2億〜4億個の中からようやく卵子にたどり着くのは約500個くらい。寿命は3日くらいですから、その間に一生懸命卵子まで進んでいきます。それらが、一生懸命卵子の殻を破りますが、その中でも1匹だけが入り込むことができ、一匹入り込めた瞬間、あとの精子は入れなくなってしまい、他は消滅していきます。



ようやく受精しても、きちんと分割するかはわかりません。100%ではないのです。

それから、なんとか分割を始めた受精卵は、1週間かけて細胞分裂を繰り返しながら子宮へと向かいます。
厚くなった子宮内膜のふかふかのベッドに潜り込めれば着床です。
しかし、ここでもきちんと着床するとは限りません。

受精卵が着床する確率は75%くらいと言われているのです。

 

ここまで、1回の月経周期で妊娠にいたる確率は20〜30%

それほど高確率ではないのです。

もちろん、着床してからも、胎のうが確認でき、心拍が確認でき、十月十日育っていくまで、まだまだ安心はできません。着床しても途中で分割がストップすれば、そのまま流産となってしまい、誕生することはできません。よって、その間妊婦さんは、 色んな事に気をつけながら子供の誕生を待ちます。お酒だって飲めませんし、頭が痛くても気軽に鎮痛剤だって飲めないので我慢します。変化していく体と精神をコントロールしながら、陣痛を待つのです。

 

人間は、生まれてきた段階で選ばれた存在です。

なんと奇跡の連続の中、自分は誕生し生きているのか?を噛みしめる事ができると思いませんか?

 

もちろん、「死んでしまいたい」という人の苦しみは、本人にしか分からない程、辛く苦しいものだと思います。ただ、その反面で、こんな奇跡的な誕生の仕方をした自分がいる、ということを、ほんの少しイメージしてみてほしいと、私は思います。

そして、我が子の誕生を、心待ちにして過ごしたお母さんの十月十日があるのです。

決して、簡単に生まれた命ではなく、色んなものに闘いながら勝ち取り生まれた命であり、ものすごく強い力をもって生まれた命であることを、ほんのちょっとイメージしてもらいたいなと思います。

 

前にも生命の誕生はブログでも書きましたが、やはり、こういうニュースを目にすると、生命の誕生を書かずにはいれらないですね。