ものの値段


台風の前の青空

先日、コンビニに入ったら
中学生数人が、職業体験をしていました。

一人の男子学生は、商品の陳列方法を教わっていて
もう一人の女子学生は、レジの担当をしていました。

おにぎりやサンドウィッチの陳列方法を
スタッフらしい女性が男の子に丁寧に教えていますが
当の男子学生は、うなづくでもなく、あいづちを打つわけでなく
ちょっとつまらなそうな面持ちで指示を聞いているようでした。

緊張もあるのでしょう。
決して楽しそうな顔はしていません。

どちらかといえば、「面倒くさい」という感じでした。


中学生なので、
「働く」ということ、
「仕事」ということ、
は、きっと未知の世界でしょう。

無理もありません。

でも私は、
『職業体験なんて教材としてはもってこい』なのに…..
と、感じてしまいました。

例えば、商品の陳列一つとってもいい教材です。

時間帯によって売れやすいものはどんなものなのか?
より売れやすいようにするための陳列はどんなものなのか?
季節によって売れやすいものはどんなものなのか?

消費者の行動を予測して陳列することにより
売り上げが変わる事を知る事ができます。

中学生の視点で、陳列方法を工夫してみて
その変化をみるのもいい経験になるでしょう。

あとは、「ものの値段」を知るという事。

150円のおにぎりの値段について知るのもいいでしょう。

おにぎりはいくらで仕入れられていて、いくらで売られているのか?
その中には、テナント代、電気代、人件費なども差し引くと、
いくらの純利になるのか?
何個売ったら、純利の合計はいくらなのか?
自分の時給になるには、何個売ればいいのか?

コンビニの陳列だけで、これだけの事が学べます。

「ものの値段」というのは、
消費者には、なかなか縁遠いものです。

安ければいい、という視点でだけものを見ていると
ものの価値も崩れてしまいます。

使い捨てのひげ剃りを使い捨てにしないで
みんなが、長い間使ってしまうと、
数が多く売れなくなってしまいますので
単価を上げざるを得なくなります。

使い捨てで、何度も買ってもらえるからこそ、
安い価格で売る事ができたりします。

これが「ものの値段」です。

中学生という年齢になったら、
こういう「ものの値段」や「ものの流通」などにも触れ
少しずつ興味を持たせる事も、とても大事であるように感じました。

なぜなら、

彼らが、未来の日本経済を
引っ張っていくのですから。

つまらなそうに陳列方法を習っていた男子学生に
「ものの値段」について説明してあげたくて
うずうずしてしまう私は、根っからの商売人なんだなぁ….(笑)