白髪のご婦人に学ぶ 厚みのある人生


今日の夕空

先日、パンフレットをご納品させていただいた
あるお客様からお電話があった。

「とても奇麗にできあがって、ほんと満足してます。
当初は、クリニックの外にパンフレットを置いておいて 
自由に持っていってもらおうと思ったけど、
もったいないから、中において必要な方だけに
お渡ししようと思ってね。」

こんな風に、うれしい言葉をかけてくださったのは
ある医療法人の理事をされているご婦人だ。

正確な年齢は分からないが、
白髪が美しく、いつも奇麗にお化粧をされて
キリッとした70代くらいの素敵な方だ。

亡くなったご主人が経営されていたクリニックを引き継いで、
今は、クリニックの経営を継続されている。

そのクリニックは、今年で50周年。

長い間、地域の方々の健康を守るために
地元密着で治療されてきた。

ご婦人は医師ではないため、
今は、ドクターを雇ってクリニック経営をしている。

ご訪問するたびに、
このうえない笑顔で迎えてくれる。

打ち合わせが終わると、和菓子とお茶をいれてくださり
しばらく雑談をしたりして過ごして帰ってくる。
行くたびに喜んでくれるので、
本当に心地よいものを感じる。

通常のご婦人であれば、
余生は働かずに、趣味に興じながら
ゆったりとした時間をすごすだろうご年齢だ。

しかし、そのご婦人は、
クリニックの販促の事を考えたり
人事を考えたり、経営を考えたりして過ごしている。

ご婦人に会うたびに、人生の中での現役とは
自分で決める事なんだなぁ….と思うのだ。

キリッとした姿も、
人を和ます柔らかな姿も、
ご婦人のこれまでの人生の縮図だろう。

そんなご婦人の今日の言葉で、
ちょっとだけ唸った言葉があった。

『それからね、

これまで来院した患者さんの中で
この治療に興味のある方には
個別に郵送しようと思ってるのよ。

郵便でね。』

さすがだ。

長い間、クリニックの販促を行ってきたご婦人らしく
シャキシャキと、出来上がったばかりの
パンフレットの活用法を考えていた。

50年間、
自分一人で、販促について考え、
実践してきたご婦人を心から尊敬する。

こんな風に、厚みのある人生は
本当に美しいものだ、と唸ってしまった。