プロフェッショナルな女性3人からの 〜LOVE LETTER〜




 

ウォーンという空調の音と、弾む鍵盤の音が交互に、
静まり返った満席の会場を包む。

 

なめらかで力強いピアノの調べは、
聞く人の呼吸を止めてしまいそうな迫力だった。

 

先日、ピアニスト愛知とし子さん主催の朗読コンサート
〜LOVE  LETTER〜 を聞きにいってきた。

 

コンサートは2部構成。

 

第1部は、クララ・シューマンとロベルト・シューマンのLOVE LETTER。

 

愛を育みつつも、親に反対され結ばれるのに時間がかかった二人の愛を、
クララとロベルトのLOVE  LETTERで表現。
越智静香さんと木村雅子さんの朗読と愛知さんのピアノで
その世界を綴るコンサートだった。

 

会場いっぱいに響くピアノの調べと、プロフェッショナルなナレーション。

 

感性が鋭敏すぎて、最後には精神を病み
自ら命を絶ってしまった夫ロベルト・シューマン。
8人の子供を育て、ロベルトを献身的に支え、
夫の楽曲を世に広めたクララ・シューマン。

強く儚い愛に、女性の強さを感じさせる物語。



そのクララとシンクロするように、キリリとした3人の女性による
朗読とピアノは、とても刺激的で美しいと感じた。

 

ピアニスト愛知とし子さんは、スレンダーで美しい女性(ひと)。
しかし、その細い腕で何時間もピアノの鍵盤をたたく。

どれだけのレッスンを重ねるのだろう。

 

ピアノを弾いている姿は、まるでアスリートのようだ。

 

それは、ピアノに必要な筋力やバネだけではない、
それを作品として伝えるための、音感や感性、
色んな能力が必要な世界なのだ。

 

私には十分理解できていない芸術の世界だが、
そのプロフェッショナルな姿に刺激されたのは間違いなかった。

 

第2部は、被災地からのLOVE  TETTER。

 

3.11の津波被害にあった被災地に赴いた
女優の越智静香さんが、現地のみなさんからお聞きした想いを
LOVE LETTERとして綴る。

 

さすが、演技のプロフェッショナル。
女優の越智静香さんは、心の奥底に沈む、
沢山の方々の想いや涙を、感情込めた朗読で表現していた。

それをそっと包むような愛知さんのピアノ。

 

すべてが想いや感性で出来上がったLOVE LETTERだった。

 

 

私達は、便利な時代に生き、色んなものを便利に使って生きている。

「ありがとう」も
「あいしてる」も
「あいたい」も

メールや電話で伝えたりすることも多い。



でも、話し言葉や音楽で綴るメッセージは、
ベーシックでオーソドックスでありつつも、
心の中の感性を震わせる事ができるような大きな力を持つ。

 

LOVE  LETTERとは、文字や言葉でなく、
「想い」そのもの。

 

それをプロフェッショナルな女性3人が、
会場のみんなに伝えてくれた、というコンサートだった。

 

そういえば、

 

コンサートが始まる前に、リハ中の愛知さんに挨拶をした時、
マスクをしていた。

「ちょっと、風邪気味なのかな?大丈夫かな?」と思ったが、
コンサート中に、コホンという小さな咳払いを1回しただけだった。

それ以外は、咳一つせず何時間もピアノを引き続けたのだったが、

 

コンサート終了後の、片付けの時に、かなり咳き込む愛知さんをお見かけした。

 

やはり、ちょっと風邪気味だったのだろう。

 

さすが、
プロフェッショナル。

 

女性の美しさと強さを堪能したひと時だった。

 

●愛知とし子さん オフィシャルサイト http://aichitoshiko.com/

●越智静香さん オフィシャルブログ http://ameblo.jp/ochi-shizuka/

●木村雅子さん オフィシャルブログ http://ameblo.jp/masakooo0804/

 

ちなみに、会場では被災地支援で、
南三陸町のホタテキャンドルを販売させていただきました。
沢山の方に買っていただき、心より感謝いたします。

南三陸町 ホタテキャンドル