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【ブログ】ITとは信頼してる人同士の情報交換に役立つツール 〜SNSと情報〜

(本ブログは、2011年8月7日に書いた記事を加筆して再投稿したものです)

ネットTVが面白い

ここ数年、地上波TVを観なくなったかわりに、ネットTVを観るようになりました。ネットTVも様々な放送局があって、それぞれ放送法にしばられず、自由で個性的な番組を配信しているのが特徴的です。テレビのリモコンに選択できるチャンネルこそありませんが、私はAmazonのFire TV Stick を使っていますので、TV画面でこれらの番組を鑑賞しています。

また、ネットTVの良さは他にもあります。ライブ配信のみならず、アーカイブで(YouTube等で)後から観られたりするので、時間も場所も選ばず、自由に閲覧できるところも現代人のライフスタイルにマッチしています。

個人的によく観るのは、DHCテレビの『虎ノ門ニュース』やAbemaTVの『アベプラ』などです。毎日放送のレギュラー番組から、週1回の番組まで、1週間通して考えると、地上波を観ない代わりに、ネットTVで最近のニュースをキャッチしている気がします。

ちょうど昨日の『虎ノ門ニュース』(DHCテレビ)は、有本香さんがコメンテーターで出演されていました。有本香さんは、精度の高い取材能力と分析力で、論理的に社会問題に切り込む女性ジャーナリストです。

彼女の論調の切れ味は抜群で、非常に勉強になることが多いので、有本香さんが出る番組は興味深く拝見しています。

そういえば、昨日の『虎ノ門ニュース』で、有本香さんが興味深いことをおっしゃっていました。

第1次安倍政権の時に安倍さんは朝日新聞との闘いにやぶれ退陣した。あの頃と今とで何が違うのかというと、SNSの普及。2010年代から一気にSNSが普及したため、マスメディアが一定の方向に誘導できなくなった。そんなことをしたら、たちまちSNSで検証されてしまう。

SNSでは大新聞であろうが一個人であろうが横並びになる。なおかつ、多くの人の目が入り、意見を闘わせることができ、その中で検証されていく。昔はメデイアVS政治権力だった。そこに、SNSを携えた一般の国民が加わり三つ巴になり、世の中を正常な方向に向かわせている。

2010 年に入り、TwitterやFacebookなどのSNSが一気に普及し、社会の情報網が一変し始めました。

実にそうですね。

何を隠そう、私も2010年頃からTwitterを始めていますので、そろそろ8年目に突入します。あの頃を振り返り、SNSの世界はどんな風に変わったでしょうか?

2011年には東日本大震災が発生しました。

日本全体がパニックになったあの時も、駆け出しのSNSは非常に大きな威力を発揮しました。それから8年。今もなお、様々な形で発展し続けているSNSは、確かに一定の不安定さはあるものの、私達の生活に密着して存在し続けています。

ただ、2010年〜2011年頃の、SNSが普及し始めたばかりの頃は、まだまだネット活用が成熟していなかったのは事実です。フェイクニュースが大量に拡散されたり、ネットにあげた写真が社会問題になる事件も多発しました。当時は、自由な情報社会に完全に適応できていなかった部分も多かったということですね。

しかし、この『虎ノ門ニュース』の有本香さんのSNS論の通り、SNSというのは、ここ数年でだいぶ成熟に向かい、様々な影響を及ぼしてきました。

それを踏まえ、私のSNSの向き合い方などを改めてまとめてみたいと思います。

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ブログの価値を改めて見直す

2010年頃、一番最初に始めたのはTwitterでした。
その後、Facebook、google+、Instagramなどなど、様々なSNSを始めGoogle+以外は今も継続しています。

もちろん、SNSを始める前から書いていた、個人のブログも継続しています。

ただ、一番最初に始めた(個人の)ブログは、SNSの普及とともに、私の中で沈静化してしまいました。SNSが習慣化する前までは、ほとんど毎日書いていて習慣化していたのですが仕事が忙しくなるとついつい聞き忘れ、それがたまっていくと、書く事の方が難しくなっていきました。

ブログを書こうとすると、あまりカジュアルな文章は書きたくないですし、かといって、毎日そんなにネタがあるわけでもなし。また、仕事で脳が疲れると、流石に長文は書きたく無くなってしまいます。

でも、最近、改めてブログの価値を見直し始めています。

長文で、しっかり書くほうが、自分の言いたいことは伝わるし、その時々に自分が感じた事や考えた事が、明確に記録として残ります。さらには、文章を書く練習にもなります。
短い文章では読み違えられてしまうリスクがありますが、長文になれば、できるだけ正確に自分の伝えたい事も伝わります。ここが、短文投稿をベースにしているSNSと、ちょっと違う所ですね。

ここ数年の私は、ついつい短い文章でお茶を濁していたのかな?と思ってしまいました。もちろん、SNSという媒体は無視できません。SNSでつながっている方々には、ブログをシェアすることで、さらに濃い情報交換ができるわけですから、ブログの存在というものは、昔も今も価値あるものなのだなと感じます。

さて、少し話がズレましたので、最初の『虎ノ門ニュース』での有本香さんのお話に戻ります。

TwitterもFacebookも、今ではソーシャルメディアという立派なメディアになり、みんながそれぞれの活用法で様々な情報を発信できるツールになりました。

ビジネスに活用している人も入れば、人脈を広げるために使っている人もいるし、情報収集や暇つぶし(笑)の人まで、その利用目的は多岐に渡っています。

ただ、それぞれがどんな目的で使おうとも共通して見えてくるものがあります。

それは、個々人のパーソナリティです。

実に重い言葉を語っていようが、面白い事をいっていようが、単なるぼやきをつぶやいていようが、その人個人が如実に見えてきます。

この流れは、SNSが普及し始めた頃から、ほとんど変わらず、さらに大きく強くなっているようです。さらに、時の政権に影響を与えたり、既存のマスメディアへも影響を及ぼすものになってきました。これは、2010年頃のそれとは、だいぶ成熟しているのだと思います。

そしてこれからも、ソーシャルメディアを通して個人の言葉に触れ、ソーシャルメディアを通して様々な価値観を受け入れたり、受け入れてもらったりするネット社会が成熟していくのかもしれません。2011年の頃、このブログ記事を書いた時、『きっと、その人のパーソナリティが、これまで以上に大きな価値を生む時代にもなっていくはずです。』と書いてありました。2018年の今を振り返ってみると、確かにそういう時代になっているので、自分の感覚は間違っていなかったなと思いました。

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人への信頼と情報の信頼

2011年に、ある医療記事を書いた記憶があります。その時に、東京大学医科学研究所の上昌広先生に「医療とIT」について取材しました。その時、先生がこうおっしゃった事を思い出します。

ITとは、信頼している者同士の情報交換に役立つツールだ。

当時、この言葉が非常に腑に落ちました。
しかし、7年以上経った今でも、この根本的な考え方はブレていないように感じます。

雑多に流れる情報の中から、必要な情報を取り出し、自分の生活に活かすためには情報ソースに信頼が無いと、自分の中に取り込めません。個人が簡単に発信できるSNSの世界では、情報ソース=個人の信用度と直結します。さらに、信頼できる相手とは、深い情報交換もしあえるし、人と人とが数珠つなぎにつながっていけるきっかけにもなります。

ITと呼ばれるツールを、「こう活用しなければならない」という決まりやルールはありませんが、情報の信頼と人への信頼という基本概念は、これから先も揺るがないことなのでしょう。過去に自分が書いた、このブログ記事をリライトしながら、そう感じました。

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