お正月のぜんざい用に、小豆を炊きました。小豆は、北海道大納言小豆(トヨミ)を使いました。
小豆は、2回渋抜きをしてから、ゆっくり弱火で1時間以上火にかけます。
十分お豆が柔らかくなるまで砂糖は入れず、手でつぶして柔らかくなった所で、少しだけお砂糖とお塩を投入。
ほんのりした甘みがある程度で火を止め、タッパに入れました。
あとは、使う時に、お好みの甘さまで味付けしてぜんざいに。
私は、あまり甘いのは食べないので、小豆の味が分かる程度の甘さでぜんざいにしました。
お豆が美味しかったー。
ちなみに、『ぜんざい』の由来を調べてみると、色々面白かったです。
諸説あるそうですが、一つは出雲地方が発祥の地とされているそうですね。
神々をお送りする神等去出(からさで)神事が執り行われる時に、神前に供えていた餅と小豆を一緒に煮て小豆雑煮を作り再び供えていたそうです。これを「神在餅(じんざいもち)」と呼び、今も宮司宅では家例としてこの日に小豆雑煮を作り、屋敷内の祖霊社、稲荷社、邸内の歳神にお供えするそう。この説は、『ぜんざい発祥の地』といわれる出雲の佐太神社の説だそうです。
日頃、何気なく目にするぜんざいにも、仏教的な深い意味があるんですね。
お正月にぴったりです。炊いた小豆は、早めにタッパに入れて、小分けにして冷凍しておこうと思います。