映画「SEESAW」

映画の好みは人それぞれだ。 私自身は、“こういうジャンルの映画が好みだ”と確固たるものは、さほど無いが、できるだけ感情移入して観られる映画が、どちらかといえば好きだ。 イギリス映画、フランス映画、ハリウッド映画、韓国映画の順で好きで、アクションやホラー系はあまり好まず、社会派ヒューマンかラブ・ストーリー、サスペンスが多い。 邦画も大好きで観るが、邦画の場合は、どちらかといえば、色の付いたTVによく […]

KITANO BLUE(北野武監督作品の映画レビュー)

久しぶりに北野武監督作品5作品を観なおした。 ほとんどが、昔に一度観た作品だが、改めて観直すと新しい発見や新しい感情が湧き上がる。   最近、映画を観ていても、あまり爽快感が感じられない事が多い中、北野映画には、やはり感情を揺さぶられる何かがある。   北野映画の初期、5作品。 あの夏、いちばん静かな海。ソナチネ。キッズリターン。HANA-BI。菊次郎の夏。   それ […]

映画:サニー(永遠の仲間たち)

  面白かった!!SNSや口コミで広まった大ヒット韓国映画”サニー”。 観終わった後に、懐かしい友人に会いたくなる感動作、とあったが、お涙頂戴のベタベタな感動作とはちょっと違う。むしろ、感動というより、映画全体のコメディ性や物語性、エンタメとしての快活さ、全てが映画としての体をなしている事に感動した。題材は他愛もない少女時代の仲間との思い出。一つ間違えば、ダラダラした青春STORYになりがち。これ […]

映画「ガレキとラジオ」

はじめに 本記事は、南三陸町を舞台にしたドキュメンタリー映画「ガレキとラジオ」のレビューです。 3.11の震災が風化していると言われていますが、少なくとも私の身の回りでは風化などなく、たえず、私に何かを問いかけています。でも、世間がいうように風化があるとしたら、それでいいのか?と考えます。数分で、このブログの記事は読むことができます。ぜひ、本記事を読んでいただき、興味がわいたら、ぜひ映画をご鑑賞く […]

石巻市立湊小学校避難所

避難所にボランティアの方々の美しい歌声が響く。 ♫ わーすーれがーたきー  ふるさとー 「ふるさと」のコーラスは、避難所を包み込む。   それを遠くから見つめ呟く女性。   『何様になった気なのさ。 ふるさとなんて、故郷がある人が歌う歌なのよ。 私たちの故郷はここ。瓦礫の中。』   ちょっとトゲトゲしいその声と表情は、明らかに苛立っている。   映画の冒頭。 ほんの数分で私は、心をグサッとえぐられ […]

遺体 〜明日への十日間〜

(この記事には、一部ネタバレの情報が入っております)   エンドロールが終わるまで、場内の人々は誰一人席を立たなかった。   魂が覆いかぶさってくるような圧迫感と、泣きつかれた私の瞼は重く、場内の灯りがついて、ようやく現実に引き戻されたようで、ハッとした。 昨日、3.11の震災に関連する実話に基づく映画、遺体 〜明日への十日間〜を観て来た。   予告の時点から、きっと涙無しでは見られないと覚悟はし […]

椿三十郎

    以前、映画「乱」を観てから、 モノクロの黒澤明監督作品を観てみたいと思っていましたが、 モノクロであり音声が聞き取りにくいというイメージから なんとなく後回しになって今に至ります。   “でも、今年こそは!”と奮い立ち、   延長コード付きのヘッドフォンで、 録画してあった映画を観てみました。   私の(モノクロ)クロサワデビューは「椿三十郎」。   […]