甲州東郡 七福神めぐり(山梨)part2 〜福蔵院、神宮寺、龍光寺、放光寺




前回に引き続き、甲州東郡七福神めぐりのお寺参拝レポートです。前回は、大善寺、圓照寺、吉祥寺にお詣りしましたので、今回は残りの福蔵院、神宮寺、龍光寺、放光寺めぐりです。どのお寺も近くにありますので、車で移動すれば、比較的短い時間で回ることができます。
それでは、順番に、4つのお寺のご紹介をしてみたいと思います。


目次

  1. 第二番 みろく布袋尊 福蔵院
  2. 奥藤分店で手打ちそば
  3. 第三番 寿老人 神宮寺
  4. 第四番 福禄寿 龍光寺
  5. 第五番 大黒天 放光寺

第二番 みろく布袋尊 福蔵院

みろく布袋尊が祀られている金剛山福蔵院は、真言宗智山派に属し、武田氏の金山経営者が信仰したお寺です。塩山市の指定文化財になっている不動明王があります。

お寺は、のどかな山間にひっそり佇んでおり、静かで鳥のさえずりと風の音だけが聞こえるような厳かな環境に囲まれています。お寺の前に、広々とした駐車場があり、緑に囲まれた景色が、とても気持ちよかったです。

福蔵院のあるエリアは、甲州市塩山下小田原上条エリアといい、伝統時な建造物群を保存している特別な地域なんだそうです。建物単体を保存するのではなく、空間として保存しているエリアなのだそうで、この上条集落エリアの散策ができるそうです。

こちらがみろく布袋尊をお祀りしている福蔵院さんです。正面にご本堂です。

こちらは、『なで布袋尊』です。自分の体で不調な部分をなでなでして祈願する布袋尊です。実際の布袋尊は、ご本堂の中に祀られています。この日は金曜日の平日だったせいもあるのか、ご本堂は閉まっていました。しかし、社務所の入り口のチャイムを鳴らすと、ご住職のご家族の方が出てこられ、ご本堂の窓をあけてくださいました。

そして、ご本堂の中にいれてくださり、中でお詣りすることもできました。

こちらの福蔵院の奥に坂道があり、その上まで登ってみました。ここから上条集落の散策ができるようです。徒歩で約1時間のコースだそうです。今回は集落の散策はやめておきましたが、最初に見られる『金井加里神社』だけお詣りして帰りました。

こちらが『金井加里神社』です。

本殿が県指定の文化財になっています。確かにおもむきある社殿です。誰もおらず、多少朽ちかけた感じはありますが、静かでとても好きでした。

上条集落からみる、山並みと緑の風景です。天気もよく清々しい。

みろく布袋尊の福蔵院は、爽やかな里山の景色と空気に癒やされる、とても素朴で素晴らしいお寺さんでした。



奥藤分店で手打ちそば

福蔵院を出た頃、ちょうどお昼時になったので、地元の手打ちそばのお店でランチを食べました。奥藤十分店で天もりそばをいただきました。奥藤本店は手打ちそばと鳥もつ煮、ほうとう等が有名なのだそうです。10箇所に分店、暖簾分けしているお店のようでした。

特に知らずに入ったのですが、とても美味しいお蕎麦をいただきました。



第三番 寿老人 神宮寺

福蔵院からほどよくランチを食べて、次は寿老人をお祀りしている、神宮寺へ。神宮寺は住宅街の中にある小さなお寺様で、お寺の前の道は、とても細い道でした。少し大きめの車だと、地元に詳しくない人は運転しにくいかもしれません。

しかし、神宮寺の敷地内には数台停められる駐車場が完備されていましたので、そこは便利でした。

神宮寺も真言宗智山派のお寺で、正式には『八幡山 神宮寺』というそうです。

神宮寺には寿老人尊がお祀りされていますが、この日はご本堂が閉まっていましたので、中の寿老人はお詣りできませんでした。御本殿の前にある『なで寿老人』のみお詣りすることにしました。

寿老人は、七福神の中でも、長寿やぼけ封じをお詣りする神様です。寿老人は、杖をたずさえ、その杖の頭には巻物をつけています。そしてうちわを持ち、鹿をつれているのですが、この鹿は150歳を超えた長寿の鹿で、この肉を食したものは、2,000年生きるとされているそうです。

なんだか、色々ありがたいですね。(笑)

ちなみに、こちらの神宮寺の御本尊は、阿弥陀三尊像です。県指定の文化財に指定さrています。
この日は、ご本堂は開いていませんでしたが、ご本堂の前に七福神のスタンプと御朱印と賽銭箱が設置されていました。ご自由にどうぞ、という感じで、こちらは有り難いサービスです。

御朱印と七福神のスタンプと、お線香分の賽銭をいれ、有り難くいただいて参りました。



第四番 福禄寿 龍光寺

次は、福禄寿をお祀りしている龍光寺へと移動。
こちらも、真言宗智山派に属したお寺で、こちらも住宅街の中にひっそりと佇むお寺さんでした。住宅街の中とはいうものの、お寺の門やお庭は丁寧に手入れされていて、とても雰囲気の良いお寺さんです。

福禄寿は、幸せの仏様です。手で触ってお詣りすると、願い事がかなうと言われたことから、開運招徳の福禄寿さまと言われています。にっこり笑った福禄寿さまの笑顔が大好きで、七福神の中では一番好きな神様です。

御本殿は扉が閉まっていて、中の福禄寿さまをお詣りできない状態になっていましたが、御朱印用のチャイムを鳴らすと、ご住職のご家族が出てくれて、鍵をあけて中にいれてくださいました。よって、中の福禄寿さまをお詣りできました。とても有難かったです。



第五番 大黒天 放光寺

そして、最後に大黒天さまをお祀りしている放光寺へと移動しました。
甲州東郡 七福神めぐりも、いよいよラストですが、最後の放光寺が一番大きなお寺様でした。ここはすごい!

山門の大きさも立派なのですが、私が着いた時には、観光バスで観光に訪れた団体客がゾロゾロとお寺の中に入っていきました。観光スポットなんですね。七福神の他のお寺は、すべて小さめのお寺さんなので、ここだけが突出して大きなお寺のようでした。

こちらの山門、立派です!

山門をくぐると、少し長く延びた参道があります。清々しい景色の中に、静かな静かな参道を歩いて仁王門に向かいます。

こちらが放光寺の仁王門です。この門の両脇には、木造金剛力士像が2体ありました。重要文化財に指定されていて、仁王像の裾が風になびいてまくれあがっているような造形と、鬢だけを剃り残してもとどりを結いあげている造形は、全国的にも例のない彫り方なんだそうです。これらの事から、重要文化財の指定になりました。迫力のある仁王像。必ず見て下さい。

放光寺の敷地内のお庭です。緑が美しく、きれいに手入れされています。

こちらが、七福神の大黒天さま。こちらにお詣りしました。

こちらからご本堂へと進みます。

御本殿です。

御本殿、向かって右側から拝観料を支払うと中に入ることができます。重要文化財に指定されている阿弥陀如来像などをお詣りできますので、できるだけ中に入ってお詣りしたほうが良いでしょう。

中に入ると、ご本堂からぐるり一周できます。

放光寺は縁結びのお寺でもあるそうです。愛染明王をお祀りしているからです。愛染明王は、真言宗の奥義である煩悩即菩提を示す仏様。恋愛成就にご利益のある仏様とされています。

もちろん、恋愛成就のみならず、さまざまなご縁(人とのご縁、社会とのご縁、仕事とのご縁)をお願いできる仏様です。

こちらが愛染堂。愛染明王さまをお詣りできます。また、愛染明王さまの手とつながっている紐には、赤い縁結びのお守りを結びつけることができます。そうすることで、縁結びをお祈りします。



そして、この先には重要文化財である大日如来像・不動明王立像・愛染明王像の3つの仏様を観ることができ、お詣りすることができるお堂まで行くことができます。ぜひ、3体の仏様をお詣りすると良いと思います。

さすがに、武田信玄公が祈願したお寺ですね。スケールも重要文化財の仏像も素晴らしいものがありました。たっぷり堪能できるお寺さんです。

帰りには、一行写経コーナーがありましたので、写経をして帰りました。

今回は、前回周った3つのお寺の他に、残り4つのお寺をめぐり甲州東郡 七福神めぐり(山梨)をコンプリートさせました。7つのお寺を周るのは、少し慌ただしい感じがありますので、やはり2日くらいに分けてお詣りするほうが良いと思います。

すべて真言宗智山派のお寺さんではありますが、それぞれ、独特の雰囲気のあるお寺さんばかりです。一箇所一箇所、丁寧に参拝されたほうが、各々のお寺の素晴らしさを堪能できます。
御朱印も、すべていただけますが、閉まっているところもありますので、チャイムを鳴らしてお願いすると、ほとんど対応してくださいます。

ただし、遠方からの方は、念の為お電話で確認してからの方が安心かもしれません。
下記に、連絡先を列記しておきますね。どうぞ、皆様、甲州東郡 七福神めぐりに、是非お詣りくださいませ。

●第一番霊場 柏尾山大善寺 0553-44-0072
●第二番霊場 金剛山福蔵院 0553-32-0547
●第三番霊場 八幡山聡坊神宮寺 0553-22-0973
●第四番霊場 藤木山龍光寺 0553-33-3008
●第五番霊場 高橋山放光寺 0553-32-3340
●第六番霊場 雁坂山圓照寺 0553-35-3258
●第七番霊場 徳和山吉祥寺 0553-39-2757

今回いただいた御朱印です。