とくダネ!(1/30日)で放送された、注目の歯科治療 〜顕微鏡歯科治療〜


目次

  1. 患者が“承諾なしに歯を削られた”と訴え、歯科医師が逮捕された件
  2. 患者が感じる歯科医療への不満
  3. 顕微鏡歯科治療を知ってほしい
  4. 歯科用顕微鏡を導入していても治療に差がある可能性がある



患者が“承諾なしに歯を削られた”と訴え、歯科医師が逮捕された件

先日、フジTVの朝の番組『とくダネ!』で『後悔しない歯科医選び』という特集がありました。朝、8時代の視聴率の高い朝の番組なので、多くの人がこの特集をご覧になったかと思います。

番組の中では、“承諾なしに歯を削られた”という患者の訴えにより逮捕された岡山県の歯科医師の件をとりあげ、普段から歯科医院選びに悩んでいる街の声を拾いあげた特集としていました。

実際、“承諾なしに歯を削られたため逮捕された歯科医師”のニュースについては、私は知りませんでした。少し、ネットでこれらの情報を検索してみたのですが、下記のようなニュースソースが出てきました。

岡山県警は、患者の歯を不用意に削り損傷させたとして、傷害の疑いで歯科医師の男(53、岡山市北区)を逮捕した。共同通信などが報じた。

2017年5月17日、自宅が入るビルで開設した歯科医院「※医院名」に初診で訪れた岡山市の男性に対して、承諾を得ていないのに、歯科器具を使って奥歯2本の健康な部分を切削し、治療に約1カ月かかる傷害を負わせた疑いで逮捕。

容疑者は「患者を傷つける行為はしていない」と容疑を否認しているという。
引用:
http://www.huffingtonpost.jp/2018/01/17/okayama_a_23336387/

(この話は初めて聞いたのですが)実際、逮捕されてしまってはいますが、その後起訴されるかされないか、起訴された場合の裁判内容などはこれからなので、本件に関しては詳しく触れるのは控えておこうと思います。

実際に、その歯科医院で行われていたことや、患者さん側の言い分などが、これから細かく精査されて事実が明らかになっていくわけですから、何も知り得ない私達外野があれこれ言う訳にはいきません。

しかし、本番組「とくダネ!」の特集の冒頭に、このニュースを取り上げられていましたので、このワンフレーズを観たり聞いたりした患者さん達は、さぞかし不安な気持ちになったのではないか?と心配してしまいました。

私は、年間多くの医療従事者と話をします。
その中には、多くの歯科医師もいらっしゃいます。
なので、医療機関の現状や、歯科医療の今についても、一般の方よりは遥かに明るいと思っていますので、この番組を観た感想も含め、有益な情報発信をしたいと思います。


患者が感じる歯科医療への不満

さて、番組の中では、街の人びとにインタビューし、歯科医院を受診した時に感じるネガティブな体験談などを拾っているシーンがいくつかありました。その中には、それぞれの患者さんの失敗談やネガティブな感想など、決して歯科医師にとっては明るいとは言えない、手厳しい声がとりあげられていました。

治療回数が多すぎる。治療したらしびれが残った。治療が雑。ちょっと歯が調子が悪いと歯を抜きましょうという事になる。違う歯医者に行ったら抜かなくても良い歯を抜いてしまった事が分かった。等など….

かなり手厳しい話が盛り込まれていました。
確かに、これだけ聞いてしまうと、かなり耳の痛い話です。番組では、『よい歯科医師選び』は大変難しいという事を投げかけているようでした。

そして番組は、様々な患者さんのQ&Aについて現役の歯科医師が回答する形で進行していきました。中でも、このQ&Aへの回答を担当した『デンタルみつはし』の三橋純先生は、私のクライアントです。(ウェブサイトなどを作成)なので、何年も前に三橋先生と知り合って、現在の歯科治療に関する課題と最先端の歯科治療について、たっぷり話を聞いていましたので、大まかな事は知っていました。

『デンタルみつはし』の三橋純先生は、長い間、日本における顕微鏡歯科治療をひっぱってきた有名な先生なのです。

番組の中でも、歯科医院の選び方として、

①自分の求める治療に強い歯科医か、
②歯を抜くなどの際、説明と同意を書面で残す取り組みをしているか、
③顕微鏡を用いて拡大画面を見せて治療しているか、

などの3つのポイントが歯科医師を選択することが大事であると結ばれていました。

この3つのポイントのうちの3番目である顕微鏡を用いた顕微鏡歯科治療こそ、『デンタルみつはし』の三橋純先生らが、長年啓発してきた最先端歯科治療です。

もちろん、顕微鏡歯科治療については、私もかなり勉強して、情報を得ています。そして、知れば知るほど、正確な歯科治療には顕微鏡歯科治療が必須であると感じています。しかし、一つの障壁があるのも事実です。それが自由診療であるというコストの壁です。



顕微鏡歯科治療を知ってほしい

顕微鏡歯科治療では、実にレベルの高い治療が受けられます。診査・診断もそうですが、その後の治療も全く異なるものになります。当然のごとく、1回の治療時間も長く、使う素材も保険診療内で行うものとは違うものになります。

しかし、医療保険がききませんので、治療コストが高くなってしまいます。数万円〜数十万円の違いが出てくるのです。最近一般的になった自由診療として、インプラント治療がありますが、それと同じ感覚です。ただし、インプラント治療は外科手術が必要であるということから、治療費が高くても納得しやすいのですが、そうでない顕微鏡歯科治療は、なかなか一般の市民には理解できないものかもしれません。

それもそのはず、日本ではほとんど顕微鏡歯科治療の認知が高まっていないのですから。

私は、ここ数年間、日本における顕微鏡歯科治療のトップランナーである歯科医師達と情報交換してきましたので、顕微鏡歯科治療が非常に良い治療であることは十二分に理解しています。

特に、顕微鏡歯科治療が効果を発揮するのは、根管治療と言われる歯の神経の治療(根っこの治療)です。実は、日本における根管治療の成功率は低く、30%〜50%だと言われています。欧米と比較してもものすごく低い成功率です。成功率が低いということは、ほとんど失敗しているということです。失敗しているという事は、ほとんどが『再治療』になっているということなのです。

(米国では国民皆保険制度がありませんので、すべて自由診療です。よって、根管治療時には、歯科用顕微鏡の義務付けが行われているということです。)

日本における根管治療の精度が低いため、私たちは、根管治療の再治療は当たり前の事だと、端から諦めてきたのです。しかし、そうではありません。きちんとした顕微鏡歯科治療を受ければ、根管治療後の再治療は劇的に下がり、さらに『抜いたほうがよい』と言われた歯でも、残せる可能性があるのです。

歯が抜けてインプラント治療になれば、何十万〜何百万という治療費がかかります。適切な根管治療に数十万かかっても、それはコスパが良いといえるのでは無いでしょうか?それだけではなく、人口歯根ではなく、自分の歯根が残せるのですから、何にも代えがたいものがあります。


歯科用顕微鏡を導入していても治療に差がある可能性がある

ただ、最後に一つ注意事項があります。

歯科用顕微鏡を使っているからと言って、すべての歯科医が歯科用顕微鏡を使いこなしてるかというと、そうではないということです。顕微鏡にも様々な種類があり、拡大できる倍率も異なります。高倍率の顕微鏡をきちんと使い、さらには、一つひとつの治療の精度高めた顕微鏡歯科治療ができる歯科医師を選ばなければなりません。

顕微鏡歯科治療においては、非常に高い操作技術と知識が必要です。実際は、そんなに簡単な事ではないということを知っておいた方が良いでしょう。

そういう意味では、先にのべた『デンタルみつはし』の三橋純先生方が運営している、顕微鏡歯科ネットワークジャパンの認定医などに相談してみるのも良いと思います。

この中でも、『デンタルみつはし』の三橋純先生岡野歯科医院の岡野眞先生は、私のクライアントなので、しっかり、治療方針をウェブサイトに掲載しています。特に岡野先生のブログは、非常に秀逸ですので、ぜひお読みください。(すばらしいです)

岡野眞先生

ちなみに、岡野歯科医院の岡野眞先生の根管治療の成功率は90%以上だと言われています。

これらを読んで、自分が希望している歯科治療を提供してくれそうだと思ったら、ぜひご相談してみると良いと思います。

なお、顕微鏡歯科ネットワークジャパンでは、無料セミナーを定期的に開催し、顕微鏡歯科治療の啓発を行っています。今月も開催しますので、ぜひ、ご参加ください。(セミナー情報はこちら)次回は2月18日です。

私自身、顕微鏡歯科ネットワークジャパンの過去のセミナーを取材した経験もありますので、その様子はこちらからご覧いただけます。(セミナーレポート